化石のご紹介(´・ω・`)

寒い日が続いています今日この頃、皆様いかがお凄しでしょうか(´・ω・`)
今回のblogは、「melc*lilli(メルク*リリ)」で販売しています、さまざまな「化石」のご紹介です(=゚ω゚)ノ

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三葉虫 カリメネ オルドビス紀 モロッコ産

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象の歯の化石 中国産

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アンモナイト ジュラ紀 マダガスカル産

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「珪化木(けいかぼく)・木の化石」 マダガスカル産

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(左)レッドホルンコーラル アメリカ合衆国ユタ州 シルル紀
(右)ホルンサンゴ デボン紀 アメリカ合衆国ニューヨーク州 産

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繭の化石 鮮新世 オーストラリア産

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直角石 デボン紀 モロッコ産

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うにの化石 新世代 メキシコ産

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二枚貝の化石  シルル紀 アメリカ合衆国オハイオ州産


オーナーの一言(^ω^≡^ω^)

フリマだと、とっても良く売れる化石ですが、お店では何故だかあまり売れません、、、(; ・`ω・´)
化石は、男の人(おじいちゃんと子供)が好きな様です(´・ω・`)
売れるといいなぁ、、(´;ω;`)ブワッ

以上、化石の宣伝ブログでした‹‹\(。・ω・。)/››‹‹\(  ・)/››‹‹\(。・ω・。)/››

砂漠のバラのご紹介(。・ω・。)

いつもお世話に成って居ります(。・ω・)Web担当の荻久保です。
12月にしては暖かい日が続いていると思いきや、冬将軍の到来で朝晩の氷点下がことさら骨身にしみる今日此の頃、皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)

今回のブログは、

「砂漠のバラ/Sand Rose(サンドローズ)またはDesert Rose(デザートローズ)」

のご紹介です(。・ω・。)


バラの花弁が、まるで石化した様な不思議な形の「砂漠のバラ」。名前の通り、サハラ砂漠を始めとした世界中の砂漠地帯で見られます。「砂漠のバラ」は、水に溶けたミネラルが成長したもので、これが見つかる場所は、かつて湖など水が存在していた場所と言われています。

「砂漠のバラ」は「石膏(せっこう)/Gypsum(ジプサム)で出来たものと、「重晶石(じゅうしょうせき)/Baryte(バーライト)」で出来たものの二種類があります。


「砂漠のバラ(石膏タイプ)」

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「砂漠のバラ(石膏タイプ)」 タクラマカン砂漠産 個人蔵
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鉱物情報

□和名:「砂漠のバラ」
□英名:「Sand Rose(サンドローズ)」または「Desert Rose(デザートローズ)」

ー石膏タイプー
□分類:硫酸塩鉱物(りゅうさんえんこうぶつ)
□化学組成:CaSO4・2H2O
含水カルシウム硫酸塩
□結晶系:単射晶系
□劈開(へきかい):一方向にきわめて完全
□断口(割れた状態):平坦状
□条痕:白色
□色:無色、白色、淡褐色(たんかっしょく)
□モース硬度:2
□比重:2.32
□屈折率:1.52~1.53
□複屈折率:0,010
□主な産地(砂漠のバラ):サハラ砂漠、タクラマカン砂漠、メキシコ、オーストラリア、アメリカ合衆国 他

ー重晶石タイプー
□分類:硫酸塩鉱物(りゅうさんえんこうぶつ)
□化学組成:BaSO4
バリウムの硫酸塩
□結晶系:斜方晶系
□劈開(へきかい):三方向完全
□断口(割れた状態):平坦状
□条痕:白色
□色:無色、白色、淡褐色(たんかっしょく)
□モース硬度:3~3.5
□比重:4.45
□屈折率:1.63~1.65
□複屈折率:0,012
□主な産地(砂漠のバラ):サハラ砂漠、アメリカ合衆国 他


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接写 「砂漠のバラ(石膏タイプ)」 タクラマカン砂漠産 個人蔵
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「重晶石(じゅうしょうせき)/Baryte(バーライト)」タイプの「砂漠のバラ」
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「砂漠のバラ(重晶石タイプ)」 アメリカ合衆国 オクラホマ州産 個人蔵
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「重晶石タイプの砂漠のバラ」は、「石膏タイプの砂漠のバラ」よりも比重が大きいので、見た目が同じくらいの物を手に持って比べると「重晶石タイプの砂漠のバラ」はとてもズッシリと重く感じられます。


「石膏タイプの砂漠のバラ」
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「砂漠のバラ(石膏タイプ)」 サハラ砂漠産 個人蔵
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表面に見える粒は砂漠の砂です。もろく取れそうですが、結晶と一体化しているので簡単には取れません。

img 「砂漠のバラ(石膏タイプ)」 メキシコ産 個人蔵
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img 接写 「砂漠のバラ(石膏タイプ)」 メキシコ産 個人蔵
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img 「砂漠のバラ(石膏タイプ)」 アメリカ合衆国 ユタ州産  お店にて販売
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珍しいアメリカ合衆はユタ州産の砂漠のバラです。こちらは現在お店にて販売中です。画像の物は撮影して直ぐお客様にお買い上げ頂きましたが、同じ種類のものはまだお店に在りますので機会が在りましたら是非ご覧下さい。

以上、「砂漠のバラのご紹介でした(。・ω・)


ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

お店の方は、最近新たに仕入れを行い新しい鉱物がぼちぼち出始めています(^ω^≡^ω^)
年内の予約は既に、一杯に成っています。
今年も後10日ほどと成りました、忙しさに加え、寒い日が続きますがどうぞ皆様ご自愛下さい(。・ω・)
それでは、また次回のブログもどうぞお楽しみに( ゚∀゚)o彡°


・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 砂漠のバラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/砂漠のバラ

□Wikipedia 石膏
https://ja.wikipedia.org/wiki/石膏

□Wikipedia 重晶石
https://ja.wikipedia.org/wiki/重晶石

ルビーとサファイアのご紹介(。・ω・。)

いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。
紅葉もすっかり終わり、山は落葉を終えた木々の枝がいよいよ目立つ様に成って参りました昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)

今回のブログは、宝石としても有名な「ルビーとサファイア」の
「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」

のご紹介です(。・ω・。)


赤い宝石の代表格とも言える7月の誕生石「ルビー」と、深い青が印象的な9月の誕生石「サファイア」。全く別の鉱物の様ですが、実は「ルビー」と「サファイア」は両方とも「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」と言う鉱物に成ります(。・ω・。)


-「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」の「ルビー」-

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ルビー原石 インド産  個人蔵
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鉱物情報

□和名:紅玉
□英名:Ruby(ルビー) :ラテン語の「赤色 Ruber」に因む
□分類:酸化鉱物(さんかこうぶつ)
□化学組成:Al2O3
酸化アルミニウム
□結晶系:六方晶系(三方晶系)
□劈開(へきかい):無し、底面および菱面体方向に裂開
□断口(割れた状態):貝殻状
□条痕:無色
□色:主な色 赤色
□モース硬度:9
□比重:3.99~4.05
□屈折率:1.76~1.77
□複屈折率:0,008
□主な産地:ミャンマー、タイ、アフガニスタン、パキスタン、ベトナム、インド、ノースカロライナ州(アメリカ合衆国)、ロシア、オーストラリア、ノルウェー、他


-「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」の「サファイア」-

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サファイア原石 ミャンマー産  お店の商品
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鉱物情報

□和名:青玉
□英名:Sapphire(サファイア) :ラテン語の「青色 Sapphirus」に因む
もともとはサンスクリット語「Sauriratan」がその始めとする説もある。
□分類:酸化鉱物(さんかこうぶつ)
□化学組成:Al2O3
酸化アルミニウム
□結晶系:六方晶系(三方晶系)
□劈開(へきかい):無し、底面および菱面体方向に裂開
□断口(割れた状態):貝殻状
□条痕:無色
□色:主な色 無色、青色、緑色、黄色、紫色、黄金色、ピンク色、褐色
□モース硬度:9
□比重:3.99~4.05
□屈折率:1.76~1.77
□複屈折率:0,008
□主な産地:ミャンマー、スリランカ、、インド、タイ、オーストラリア、ナイジェリア、モンタナ州(アメリカ合衆国)、ロシア、カンボジア、ブラジル、ケニア、マラウイ、コロンビア、他


「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」は元々は「酸化アルミニウムAl2O3 アルミナ」の鉱物で無色すが、含まれる成分の違いによって様々な色のバリエーションが現れます。
「クロム Cr」を含む事で「赤色」に、「鉄 Fe」や「チタン Ti」を含む事で「青色」に変化します。主に赤色のものを「ルビー」と呼び、それ以外のものは全て「サファイア」と呼びます(ピンクサファイア、グリーンサファイア、イエローサファイアなど)。

「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」の希少性は、その産出の少なさにあります。コランダムの成分「酸化アルミニウム」自体は、地中ではとてもありふれた成分ですが、同じ地中に豊富に存在する「酸素 O」 と「ケイ素 Si」と結びついて「珪酸アルミニウムの鉱物(藍晶石、紅柱石、珪線石)」に成ってしまう為です。

そして、大きな特徴として、ダイアモンドの次に固い「モース硬度9」の強度を持ちます。

コランダムは古くから人工結晶の研究がされていました。1904年フランスのオーギュスト・ヴェルヌイユ博士の発明した「火炎熔解法(ベルヌーイ法)」により天然石と同一のものが作られる様に成りました。その後様々な生成方法が確率され安定供給される様に成り、現在では研磨剤や工業製品の部品として使用される様に成りました(´・ω・`) 近年では、信州大学の大石修治教授のグループによる「フラックス法」で作られた、世界初の美しい六方両錐の結晶がニュースに成りました。


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ルビー原石 インド産  個人蔵
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ルビー結晶は、画像の様な「六角卓上結晶」の他、六角柱状結晶、礫状(れきじょう)で産出します(´・ω・`)

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ルビー原石 インド産  個人蔵
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重なって見える三角形の段々は、ルビー結晶の成長したあとに成ります(´・ω・`)

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ルビーinゾイサイト タンザニア産  お店の商品
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サファイア原石  マダガスカル産  個人蔵
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サファイアに見られる結晶系に一つ「樽形結晶(たるがたけっしょう)」。


・いろいろなルビーの磨き石・

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ルビーinフクサイト  インド産  お店の商品
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「クロム白雲母(しろうんも)/Fuchsite(フクサイト)」とルビーが混在しているタンブルタイプの磨き石です。ルビーの六角柱状の結晶形が良く観察出来ます。

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ルビーinフェルドスパー  インド産  お店の商品
「長石(ちょうせき)/feldspar(フェルドスパー)」とルビーが混在している磨き石です。
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ルビー タンブル  産地不明  お店の商品
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ルビー タンブル  インド産  お店の商品
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ルビーinカイヤナイト タンブル  インド産  個人像
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以前ブログでご紹介しました「藍晶石(らんしょうせき)/Kyanite(カイヤナイト)」とルビーが混在しているタンブルタイプの磨き石です。

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スピネルinグラナイト 丸玉  インド産  お店の商品
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海外業者さんで「ルビーの丸玉」で出ていた磨き石ですが、実際は「花崗岩を母岩としたスピネル」の磨き石でした。


・宝石のルビーとサファイア・

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ルビーとサファイアの「ルース(裸石)」 個人蔵
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・星を宿した宝石・

ルビーやサファイヤの結晶の中には、「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」の針状結晶を内包しているものがあり、その作用によって光を当てると六条の光の線が現れる「スター(星彩)効果/Asterism(アステリズム)」の特性を持つものもあります。

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スタールビーの「ルース(裸石)」 個人蔵
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光を動かしながら当てると六条の星が動きます。

以上、「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」のご紹介でした(´・ω・`)
今回ご紹介しました磨き石で、お店の商品と書いて在るものはお店で販売していますので、機会がありましたら是非見てみて下さい(。・ω・。)


ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

ここ最近オーナーは、原石の鉱物標本の品出しを沢山しています。「レムリアンシードのファントム」や「雷水晶」、「トライゴニック水晶(蝕像)」、「ティファニーストーン」、「アフリカンジェード」、「アリゾナ産アズライト」、「アポフィライト」、「エピドット入り水晶」、「ムーンストーン(大きめのタンブル)」、「シェブロンアメジスト(丸玉)」、「セレスタイン(小粒原石)」、「インディゴライト」、「スターガーネット(丸玉)」、「ジャカレー」、「メタモルフォーセス(白、グリーン、黒)」、「レピドライトトルマリン」、「エメラルド(丸玉)」、などなど新しく出ていますのでどうぞお楽しみ(^ω^≡^ω^)

それでは、また次回のブログもどうぞお楽しみに( ゚∀゚)o彡°


・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会

□新訂 宝石学必携・近山 晶 著/全国宝石学協会

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia コランダム
https://ja.wikipedia.org/wiki/コランダム

□Wikipedia ルビー
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルビー

□Wikipedia サファイア
https://ja.wikipedia.org/wiki/サファイア

□Wikipedia スター効果
https://ja.wikipedia.org/wiki/スター効果

□Wikipedia Auguste Victor Louis Verneuil
https://en.wikipedia.org/wiki/Auguste_Victor_Louis_Verneuil

□Wikipedia ベルヌーイ法
https://ja.wikipedia.org/wiki/ベルヌーイ法

*新年明けましておめでとうございます*

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新年あけましておめでとうございます(。・ω・。)
年末年始、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。オーナーは、例によって連休中はここぞとばかりに品出しと在庫整理に精を出した年末年始だったそうです(^_^;)

さて、新年最初のお店の様子のご紹介です(。・ω・。)
新しい鉱物や天然石アクセサリーも随時お店に並んでいます(。・ω・。)
宝探しの様な感覚で、お気に入りの鉱物を選んでみては如何でしょうか(*´ω`*)

ビスマスの人口結晶や水入りメノウなど、ちょっと面白い鉱物がちらほら(。・ω・。)
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アメジストのクラスターも大小様々なサイズがございます(。・ω・。)
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手のひらサイズの大きなラブラドライトの磨石(*´∀`*)見応えありますね(。・ω・。)
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こちらは大きめのアズライト結晶、マラカイトも確認出来るアズロマラカイトタイプです(。・ω・。)
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結晶の形がはっきりと分かるバナジン鉛鉱もありますよ(*´ω`*)
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珍しい形のフローライトの磨きです(´・ω・`)
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三葉虫やアンモナイトの化石です、大昔の木が化石化した珪化木もオススメです(。・ω・。)
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今年も沢山の面白い鉱物を楽しくお届けしたいと思いますので、本年もどうぞ、楽しい鉱物と化石、天然石アクセサリーのお店
「melc*lilli(メルク*リリ)」をどうぞよろしくお願い致します(。・ω・。)ノシ


*ご来店に付いて*
当店は小さなお店なので、予約優先と成っております。
ご来店ご希望の方は、必ず携帯電話へご連絡下さい。

[ご予約用電話番号]
090-6798-7806
接客中等の業務中はお電話に出られませんのでご了承下さい。
携帯電話のショートメールでも受け付けて居ます。
・予約受付時間
午前10時〜午後8時 まで

「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」のご紹介。

いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。
今回のブログは、10月の誕生石としても有名な鉱物、

「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」

のご紹介です(´・ω・`)


「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」
オーストラリア産 個人蔵
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□鉱物情報□

-蛋白石/Opal-

□和名:蛋白石(たんぱくせき)
□洋名:Opal(オパール)
□化学組成:SiO2・nH2O 含水珪酸ゲル
含水分は5~10%
□結晶系:非晶質(珪酸の微球状粒子の立体配列)*1
□条痕:白色
□色:無色,白色,黄色,橙色,赤色,緑色
青色,青灰色,黒色
□モース硬度:5.5~6.5
□劈開:無し
□比重:1.99~2.25
□主な産地:オーストラリア メキシコ ブラジル
インドネシア アメリカ ホンジュラス
チェコスロバキア タンザニア ペルー

※微量の水分を含む為、乾燥すると割れてしまう事も在ります。ものによっては、水に浸して保存する必要が在ります。

*1「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」は不規則な原子配列で、結晶質の構造を持たない「非晶質(ひしょうしつ)/Amorphous(アモルファス)」の鉱物です。黒曜石やモルダバイト、ガラスなどもこの「非晶質(ひしょうしつ)」に属します。


□名前の由来□

和名の「蛋白石(たんぱくせき)」は、その見た目が「卵の白身」に似ている所から来ています。
洋名の「Opal(オパール)」は古代ギリシャ語の「οπαλλιος opallios オパッリオス=色の変化を見る」から来ていると言われています。また、この古代ギリシャ語の「οπαλλιος opallios 」は、元々は古代インドのサンスクリット語「 upālā[s] ウパラ=貴い石」を由来とするそうです(´・ω・`)


様々な「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」

「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」は大きく分けて2種類に分けられています。
一つは、「プレシャスオパール」と呼ばれ、見る角度によって色がきらめく「遊色効果(ゆうしょくこうか)/Play of color(プレイオブカラー)」を有するタイプのもの。

もう一つは「コモンオパール」または「ポッチオパール」と呼ばれる「遊色効果」を持たない不透明なものに成ります。


「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」 遊色効果のあるオパール
メキシコ産 個人蔵
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「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」 接写画像
メキシコ産 個人蔵
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「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」
遊色効果は無いが地色が美しいコモンパール
メキシコ産 個人蔵
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「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」
ボルダーオパールのルース(宝石として研磨されたもの)
ボルダーオパールは、鉄鉱石の隙間で産出するオパールです。
オーストラリア産 個人蔵
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「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」 「カンテラオパール(母岩付きルース)」
メキシコ産 個人蔵
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日本国内でもは福島県宝坂で美しいプレシャスオパールを観察する事が出来ます。
以前日本の業者さんから購入したのがこちらの画像のものに成ります(´・ω・`)イボイボが特徴的なこの外観、、今回のブログを機に、半分にカットして中身を確認したいと思います(`・ω・´)


「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」
福島県宝坂産 個人蔵
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購入時に業者のおじさん曰く、

「当たりだったら綺麗な遊色でるかもね!!でも多分真っ白だよ!!」

と仰っていましたが、、さて、思い切っていざカット!!!


「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」
福島県宝坂産 個人蔵
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はい!!個人的には好みな表情ですが、オパールは殆ど見当たりません(´;ω;`)ブワッ
でずが、端の方に透明感のある所が在ったのでそこを少し研磨してみましょう(´・ω・`)


「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」
福島県宝坂産 個人蔵
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なかなか柔和な表情と成りました(´・ω・`)石英かとも思ったのですが、研磨の仕上げ作業が石英系のものに比べてやり易かったので、石英より若干柔らかいと思われます。ですのでこの箇所だけオパールかと思います。
仕上げた後、そういえば昔オーストラリアの業者さんから購入した「オムレットストーン」と言う石に良く似ていると思い、そちらを引っ張り出して比較してみる事にしました(´・ω・`)


「オムレットストーン」
オーストラリア産 個人蔵
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こうして比較してみると非常に良く似ています(´・ω・`)このオムレットストーンはずーっと瑪瑙と思っていたのですがどうやらオパールだったようです。


さて、「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」は他にも、岩石の表面などに球状に成って産出する「玉滴石(ぎょくてきせき)」というものが在ります。
こちらの画像は、「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」の表面にびっしりと「玉滴石(ぎょくてきせき)」が着いているものに成ります。

「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」 玉滴石(ぎょくてきせき)
ブラジル産 個人蔵
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この「玉滴石」は、紫外線を照射すると「 蛍光(けいこう)/Fluorescence(フルオルセンス)」という特殊な光り方をするものが在るのですが、こちらはどうでしょうか?


「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」 玉滴石(ぎょくてきせき)
ブラジル産 個人蔵
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なんともサイケデリックな輝きで御座います。この方法は、簡易では在りますが鑑別作業の一つとしても使えます(´・ω・`)

全ての鉱物に言える事ですが、産地によってその表情は千差万別です。今回ご紹介した「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」もまた、個々それぞれ異なった表情を見せてくれます。加えて、観察の仕方を変えてみると、一つの鉱物もまた様々な表情を見せてくれます。明るいライトの下、ルーペで覗いた時やペンライトで照らした時、カメラで撮影した時などなど、自分だけのお気に入りを探してみてはいかがでしょうか(´・ω・`)

以上「蛋白石(たんぱくせき)/Opal(オパール)」のご紹介でした。


本年も誠にありがとう御座いました(。・ω・。)

本当に早いもので、2014年も残す所あとわずかと成りました。お店の方は12月30日より冬期休業に入りまして、新年の営業は4日からと成ります。(4日の予約は一杯と成りました。)

(´・8・`)オーナーより
今年も沢山のお客様にご愛顧頂き誠にありがとう御座いました。来年も「地球って凄い!!」と思える鉱物を沢山お届け出来るよう頑張りたいと思いますのでどうぞお楽しみに(。・8・。)ノシ

それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい(。・ω・。)ノシ



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑・堀 秀道 著/草思社

□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 「オパール」
http://ja.wikipedia.org/wiki/オパール

「紅柱石(こうちゅうせき)と珪線石(けいせんせき)」その2

気が付けば8月も今週で終わりという今日此の頃(´・ω・`)皆様いかがお過ごしでしょうか?web担当荻久保です(´・ω・`)
今回のBlogは、前回から引き続き、「藍晶石(らんしょうせき)/Kyanite(カイヤナイト)」と同じ成分で出来ている「同質異像(どうしついぞう)」の鉱物、

「珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)」

のご紹介です(。・ω・。)


珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)
原石 ブラジル産 個人蔵
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□鉱物情報

-珪線石/Sillimanite-

□和名:珪線石(けいせんせき)
□洋名:Sillimanite(シリマナイト)
□化学組成:Al₂SiO₅ アルミニウム珪酸塩
□結晶系:斜方晶系
□条痕:白色
□色:無色、白色、青色、紫色等
□モース硬度:7
□劈開:一方向に完全
□比重:3.2
□主な産地:ミャンマー、スリランカ 
アメリカ、チェコスロバキア
インド、イタリア
日本では、長野県南部や香川県でも産出する。

□名前の由来

和名の「珪線石(けいせんせき)」は、針状結晶が平行に繊維状に成っている所から付けられました。
洋名の「Sillimanite(シリマナイト)」は、アメリカのイエール大学の化学と博物学の初代教授「シリマン教授/Benjamin Silliman 1779~1864」にちなみます。


珪線石、紅柱石、藍晶石の違いの理由

「珪線石/Sillimanite」は先のブログでも繰り返し載せている様に、「藍晶石/Kyanite」や「紅柱石/Andalusite」と同じ「アルミニウム珪酸塩 Al₂SiO₅」の化学組成を持つ「同質異像」の鉱物です。同じ組成なのに何がきっかけで見た目が異なる鉱物に成るのかと言うと、熱や圧力によって岩石が変化する「変成作用」の時の「温度」と「圧力」の違いがきっかけにとなって、それぞれ異なった色や形の鉱物に成ります。

「珪線石/Sillimanite」は、「圧力」が私達が日常生活している大気圧に等しい常圧下で、「温度」は約800度以上の高温で出来ます。

「紅柱石/Andalusite」は、「圧力」は珪線石と同じ常圧下で、「温度」約800度より低い低温側で出来ます。

「藍晶石/Kyanite」は、「圧力」が「約6000気圧以上」と常圧の6000倍以上!!、「温度」は約600度の状態で出来ます。

この様に、温度と圧力によって生成される範囲が決定されているので、その鉱物がある場所がどのくらいの「圧力」と「温度」で変成作用が起こったのかを判断する、一種の「地質温度&圧力計」として見ることが出来ます。


余談ですが、ダイアモンドが生成される時の温度は1000度位、圧力は10万気圧に成ります。

人類が人工的に発生させられる現在の最高温度は、核融合炉の燃料であるプラズマの温度として達成された温度で、なんと「5億2000万度!!」、人工的に発生させられる最大圧力は、大阪大学のレーザーチェンバーで「1000万気圧!!」何だそうです、、( ゚д゚)人類スゲェ!!




宝石としての「珪線石/Sillimanite」

さて「珪線石/Sillimanite」ですが、「紅柱石/Andalusite」や「藍晶石/Kyanite」同様で宝石としても使用されています。宝石の光による特殊効果で「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」というのが在りますが、「珪線石/Sillimanite」はその「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」が良く観察できる宝石の一つに成ります。裸石名として「シリマナイト」の他に「フィブロライト」とも呼ばれています。


珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)
裸石
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ペンライトを当てると、猫の目の様な白い光の線が観察出来ます。これは、「珪線石/Sillimanite」内に密集している平行繊維状の組織によって引き起こされる内部反射によって起こります。


「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」の様子をgifアニメで再現してみました。ペンライトを当てる方向によって光の線が動いているのが観察出来ます。
※パソコンまたはスマートフォンからご覧下さい

今回のまとめ(。・ω・。)

珪線石、紅柱石、藍晶石を3回に分けてご紹介してきました。同じ組成なのに色や形が異なる「同質異像」という性質に、ほんの少しでも興味を持って頂けたら良いなと思います。鉱物は知れば知るほど奥が深く、驚きをと感動を与えてくれますです(。・ω・。)



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

新訂 宝石学必携 近山 晶 編著/日本宝石学協会

□Wikipedia 珪線石
http://ja.wikipedia.org/wiki/珪線石

最近のメルク*リリ(。・ω・。)

植えたスイカが夕顔に成ってしまったオーナーへ、ご愁傷さまのスイカをプレゼントしてから数日後、パソコン仕事でお店へおじゃました時の事。

「いやー先日はいろいろ調べて貰った上にスイカまで差し入れしてくれてありがとう(´・8・`) お茶菓子代わりにスイカどうぞ召し上がって下さい(´・8・`) スッ」


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 「 わ〜 丸くて可愛いスイカ〜 美味しそ〜 ん〜?」

 「コレ 切れてるけど 切れてないですね。 あ 僕ですか? いや キレれてないっすよ(。・ω・。)」

ワハハとお互い笑い、オーナーが果物ナイフで切り分けようとしたので、「いやいやそれくらい自分でやりますよ(。・ω・。)」といってさくさく切り始める。

さくさく切り始めてからの

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コレである、まあ、魔が差したと言いますか、やってみたかったと言いますか、中二病的に言うと「自ら円環の理を断った(。・ω・。)」である。

ドン引きのオーナー、それを尻目に食べ進めるweb担荻久保。見た目よろしくない状態で「やってしまった(^_^;)」と思いながら食べ進めるが、次第に様子が変わって来た。

「甘い!!真ん中甘い!!真ん中全部甘い!!(。・ω・。)」

あまり人前でするのはお勧め出来ませんが、甘さを堪能するにはナイスな食べ方かも知れません。


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最後の一番甘い所は犬の形になっていましいた(。・ω・。)

次回は、可愛らしいピンク色が特徴で「インカローズ」の名前でも有名な「菱マンガン鉱/Rhodochrosite(ロードクロサイト)」をご紹介致します。

でわでわ(。・ω・。)


「紅柱石(こうちゅうせき)と珪線石(けいせんせき)」その1

今年の夏は、冷夏に成ると伺って
居たのですが、ここ最近は連日に
渡る真夏日でへろへろで御座いま
す(´・ω・`)遂には気象庁も、今年
は猛暑となる予報に切り替えた
そうです( ゚д゚)

お世話様です、Web担のオギクボ
です(´・ω・`)

今回のブログは、前回の続きです。
藍晶石と成分は同じなのに、色や
形が異なる「同質異像(どうしつい
ぞう)」の鉱物、

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」と

「珪線石(けいせんせき)/
Sillimanite(シリマナイト)」

のご紹介です(´・ω・`)




先ずは、

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」


のご紹介から(´・ω・`)

一枚目の画像は、「藍晶石/Kyanit
e」の結晶に寄り添う様に出来てい
る「紅柱石/Andalusite」の画像です。

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」
 ブラジル産 
 個人蔵
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「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」
は、アルミニウムの珪酸塩鉱物
で純粋なものは色のない白色の
状態に成りますが、通常は少量
の鉄を含んでいるので赤色を帯
びています。
結晶は柱状で、柱面に垂直な条
線があり、断面は正方形または
菱型に成ります。
不透明な結晶が殆どで、宝石質
の結晶は非常に稀です。
藍晶石や珪線石に比べ、低温低
圧の状況下で安定し生成されま
す。

□鉱物情報
ー紅柱石/Andalusiteー

□和名:紅柱石(こうちゅうせき)
□洋名:Andalusite(アンダリュ
サイト)
・化学組成:Al₂SiO₅
アルミニウム珪酸塩
・結晶系:斜方晶系
・条痕:白色
・色:白色、緑色、灰色、赤色
   茶色 等
・モース硬度:7.5
藍晶石の様な「二硬性」は無い。
・劈開:二方向に完全
・比重:3.16~3.2
・主な産地:
スリランカ、ブラジル、スペイン
カナダ、ロシア、オーストラリア
アメリカ合衆国 など
 



□名前の由来□

和名の「紅柱石(こうちゅうせき)」は
紅色の柱状結晶をなす所から命名さ
れました。
洋名の「Andalusite(アンダリュ
サイト)」は、スペインのアンダ
ルシア地方で発見された事から
名付けられました。


□宝石としての「紅柱石/Andalusite」□

「紅柱石/Andalusite」は多色性が
非常に強く、カットされた裸石を
くるくると回転させて観察して見
ると、黄色、緑色、赤色、と様々
な色を見せてくれます(´・ω・`)
宝石質の結晶は非常に稀です。

□十字模様の「紅柱石/Andalusite」□

「紅柱石/Andalusite」はその柱状結晶
の中に「黒鉛(こくえん)」等の炭質物が
十字状に含まれるものがあり、こちらは

空晶石(くうしょうせき)/
Chiastolite(キャストライト)」

と呼ばれています。
「空晶石/Chiastolite 」
アメリカ合衆国 
カリフォルニア州産
 個人蔵
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「空晶石/Chiastolite 」の磨き石タイプ
のものです。ヨーロッパなどでは、
「クロスストーン」とも呼ばれお守り
にしていたりするそうです(´・ω・`)
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次回は、「珪線石(けいせんせき)/
Sillimanite(シリマナイト)」のご
紹介です(。・ω・。)



最近のメルク*リリ(。・ω・。)

暑い夏が続いております。オーナー
もお店にターフを張り巡らして暑さ
対策に勤しんでおります(´・ω・`)

この天気で店先に植えた野菜もすく
すくと育っているのですが、オーナ
ーが一番楽しみにしていたスイカが
何故か白い花を咲かせ、スイカには
在るまじき実を付け始めたのでよく
よく調べて見たところ、このスイカ
の苗は、接ぎ木で出来ており、その
台木がどうやら夕顔だった様で、繁
殖力の強い夕顔が育ってしまったと
言う事でした( ゚д゚)

台木の夕顔は毒性が強いため食べる
事も出来ません、、、楽しみにして
いたスイカが夕顔と知った時のオー
ナーに、掛ける言葉が見つかりませ
んでした(((( ;゚д゚))))アワワワワ
今度スイカを差し入れしようと思い
ます(^_^;)皆様も、スイカなのに黄色
い花ではなく白い花が出た時は、容
赦なく切ってスイカの芽が育つ様に
しましょう(; ・`ω・´)

でわでわ(´・ω・`)



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 紅柱石br> http://ja.wikipedia.org/wiki/紅柱石

藍晶石(らんしょうせき)/Kyanite(カイヤナイト)のご紹介。

お世話様です(´・ω・`)
web担当の荻久保です。
さて、いよいよ夏至を迎えまして
いよいよ夏らしさを感じる陽気が
多く成って参りました。
気がつけば大きな入道雲がもこも
こと、青い青い空の中にそびえ立
ち「正に夏」と言った様相を拝し
ております。

さて、今回ご紹介する鉱物は、そ
んな夏の青を思わせる鉱物、

「藍晶石(らんしょうせき)/
Kyanite(カイヤナイト)」

のご紹介です(。・ω・。)

「藍晶石(らんしょうせき)/
 Kyanite(カイヤナイト)」
 ブラジル産 
 個人蔵
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「藍晶石(らんしょうせき)/
 Kyanite(カイヤナイト)」
 ブラジル産 
 個人蔵
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宝石として使用される事もあり
同じ藍色でも結晶のグレードに
よって様々な表情を見ることが
出来ます。


□鉱物情報□

ー藍晶石/Kyaniteー
・和名:藍晶石(らんしょうせき)
・洋名:Kyanite(カイヤナイト)
・化学組成:Al₂SiO₅
アルミニウム珪酸塩
・結晶系:三斜晶系
・条痕:白色
・色:青色、緑色、灰色など
・モース硬度:4~7.5
・劈開:完全
・比重:3.53~3.65
・主な産地:  宝石質:ミャンマー
ブラジル、ケニア
ヨーロッパアルプス
漂砂鉱床:インド
 オーストラリア
 ケニア、アメリカ合衆国
※漂砂鉱床-川や海などの水の作用
等によって、他の比重の大きい鉱物
と共に集まって濃縮され出来た層。



□名前の由来□
和名の「藍晶石(らんしょうせき)」は
まさにその美しい藍色から来ています。
洋名の「Kyanite(カヤナイト)」も同じく
色からの命名で、古代ギリシャ語の「青」
「κυανοειδες/キュアノエイデス」
「kyanos/キュアノス」
から来ています。



□藍晶石の特性□

透き通る藍色の美しさが特徴的な
「藍晶石/Kyanite」。層状に重なって
見えるこの結晶は、方向によって硬さ
の異なる「硬度の異方性」と言う特性
を持っています。

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画像は、藍晶石の劈開面のアップに成り
ます。この劈開面上で、柱状結晶の方向
に平行な「画像の矢印A方向」にそって
ナイフを入れると簡単に傷が付きます。

変わって、垂直方向の「画像の矢印B方向」
の方向にナイフを入れてみると全くナイフ
で傷が付きません。

この差はかなり顕著で、傷が付く方向の場合
ナイフの刃を押し当てただけで「ミリミリッ」
と割れていくのが分かります。
藍晶石は、この特性から「二硬石(にこうせき)/
Disthene(ディスシーン)」とも呼ばれています。

「同質異像(どうしついぞう)」


さて、「藍晶石/Kyanite」の話題で欠かせ
ないのが「同質異像(どうしついぞう)」の
鉱物の存在です。

「同質異像(どうしついぞう)」とは、全く
同じ化学組成でありながら、複数の異なる
結晶形を取る現象の事で「多形(たけい)」と
も言います。

代表的な例ですと、「ダイアモンド」と
「石墨/せきぼく(鉛筆の芯)」が有名です。
宝石の輝ける王様のダイアモンドと、身近
な鉛筆の芯は、見た目は全く異なりますが
両者とも同じ化学組成の「炭素 C」のみに
よって構成されています。

同じ様に、「藍晶石/Kyanite」と同じ組成
の 「 Al₂SiO₅ アルミニウム珪酸塩 」で
出来ているのに「結晶形」が異なり、見
た目が異なる兄弟の様な鉱物が、

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」

「珪線石(けいせんせき)/
Sillimanite(シリマナイト)」
に成ります。

次回はこちらを中心にご紹介
したいと思います(´・ω・`)

「今回の締めくくりー(。・ω・。)ー」
いよいよ夏到来と言う事で、今年も
オーナーはお店の前の畑に、ナスや
ピーマン、トマトにきゅうり、スイカ
にバジルなどなど、様々な野菜を育て
はじめました。先日早速収穫したトマト
とピーマンを頂きました。
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トマトは果実の様な甘みで、ピーマン
は嫌味のない存在感のあるお味で美味
でした(。・ω・。)

庭のお手入れにも精が出る今日この頃
例年に無く大量発生している毛虫に苦戦
していたオーナーですが、近所の野鳥の
支援により事なきを得た様子でした。
因みに、この野鳥の支援は、庭仕事中に
オーナーが助けたひな鳥によって倍の援
軍を得たとか何とか(´・ω・`)

夏はもう目前、今年の夏は何か新しい形
で、もとい新しいレンズで満喫したいと
思います(´・ω・`)


さてさて、ここからはお店からご予約に
付いてのお知らせです。

メルク*リリは、ご予約制の小さな鉱物
屋さんですが、予約のお電話受付の時間は

午前10:00〜午後08:00まで

と成っています。早朝7時頃からお電話
されるお客様にはご対応出来ませんので
ご予約される場合は、上記の時間以内で
のご連絡を重ねてお願い申し上げます。

加えまして、当日午前中のご予約は受付
出来ませんので、こちらも合わせてご留
意下さいます様、よろしくお願い申し上
げます。

それでは(。・ω・。)ノシ



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 藍晶石
http://ja.wikipedia.org/wiki/藍晶石

□Wikipedia  多形
http://ja.wikipedia.org/wiki/多形



(。・ω・。)メルク*リリ新着速報(。・ω・。)

お世話になっております(´・ω・`)
Web担当荻久保です。メルク*リリ
新着商品速報をお知らせ致します( ゚∀゚)o彡°

速報も速報、入荷したてほやほやで
まだ値付けもしていない状態でのご
紹介です(´・ω・`)気に成ったものが
御座いましたらお気軽にお問い合わせ
下さい(。・ω・。)

「ジャカレー紫煙水晶(super7)」
ブラジル産  
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「エレスチャル水晶(骸晶)」
ブラジル産  
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「レムリアンシード丸玉」
ブラジル産  
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「ぶどう石(プレナイト)/磨き石」
オーストラリア産
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「蛍石(フローライト)/磨き石」
中国産
別窓での表示はこちら
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「磨き石」
「玉器(そう)水牛レプリカ」軟玉 中国産
「カエル」碧玉 オーストリア産
別窓での表示はこちら
ガラケー用低画質はこちら


画像の種類以外にも

アズライト原石
サンストーン(タンブル)
フィッシュテイルセレナイト原石
セレスタイン原石
アメジスト(ポイント磨き)
ブラックトルマリン入り水晶(小・原石)
エメラルド(タンブル)
レムリアンシード原石
ブルーカルサイト(タンブル・大)
ラブラドライト(タンブル・大)
カイヤナイト原石
セプタークォーツ
ミルキークォーツ(ラフ)
ホワイトファントムクラスター
マダガスカル産
オレンジカルサイト(磨きポイント)
ピンクトルマリン原石
アパタイト磨き(ハート型・大)
スギライト(タンブル・小)
アメトリン(タンブル・小)
ラピスラズリ(磨き)
翡翠勾玉
などなど順次品出しして行きますので
どうぞお楽しみに( ゚∀゚)o彡°

でわでわ新着商品のお知らせでした(´・ω・`)


お知らせ(´・ω・`)

お世話様です(´・ω・`)Web担当荻久保です。
私、Web担当荻久保が制作しています
シルバーアクセサリーブランド「Hamamelis(ハマメリス)」
の新作ペンダントを、メル*クリリ様にて初回生産分限定15個
に付き、特別価格にて先行予約販売させて頂いております。

大変ご好評頂きまして残り4個と成りました。付きまして
オーナーから了解を頂きましたので、blogの方でもご紹介
させて頂きたいと思います(´・ω・`)ノシ

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□商品名:蝶蜻蛉(ちょうとんぼ)
□価格:19,980円(税込み)
※トップのみの価格です。次の生産分から、21,600円(税込み)と成ります。
□地金:Silver925(スターリングシルバー)
□貴石:ブルーダイア(処理) 0.02ct
□寸法:横幅 約43mm 縦幅38mm(バチカン含む)
    厚さ 約5mm
□重量:約8g
□制作ノート:美しい青色に、ふっくらとした羽が特徴的な「蝶蜻蛉(ちょう
とんぼ)」をモチーフにしたシルバーペンダントです。
「蝶蜻蛉」wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/チョウトンボ

高画質の別窓での表示はこちら 別角度の画像です。

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細めの小豆チェーン40cm〜45cm(アジャスター付き)バージョン
チェーン代3,240円(税込み)



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鹿革ひも(黒)1メートル、シルバーパーツ付きバージョン
革ひも代3,240円(税込み)


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ヘンプロープ1メートル、白檀ビーズ付きバージョン
ヘンプロープ代1,620円(税込み)


「蝶蜻蛉(ちょうとんぼ)ペンダント」の実物を
ご覧に成りたいお客様は、メルク*リリのお店
に展示してありますので、是非そちらをご覧下さい。

ではでは、Web担当荻久保からのお知らせでした(´・ω・`)ノシ