「星葉石/アストロフィライト」と「ヌーマイト」のご紹介です(´・ω・`)

朝晩と昼間の寒暖差が激しい今日このごろですが皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)

今回はちょっと変わり種の「星葉石(せいようせき)/Astrophyllite(アストロフィライト)」と「ヌーマイト(Nuummite)」のご紹介です(´・ω・`)


星葉石 産地:ロシア ヒビヌイ山脈     

□鉱物名: 和名  星葉石(せいようせき)
      英語名 Astrophyllite(アストロフィライト)
□分類:珪酸塩鉱物
□化学組成: (K,Na)3(Fe,Mn)7Ti2(Si4O12)2O2(OH)5
含水カリウム鉄チタン珪酸塩
□結晶系:三斜晶系(さんしゃしょうけい)
□劈開(へきかい):完全
□色:金黄褐色
□モース硬度:3
□比重:3.2~3.4


放射状に広がる帯状の結晶が、茶色や銅のような色または褐色の混じった黄金色といろいろ色に輝いて見える「星葉石(せいようせき)/Astrophyllite(アストロフィライト)」。
その名前はギリシャ語の「星 Astro」と「葉 Phyll」を由来とするそうです。

母岩の白い岩石は「珪長質岩(けいちょうしつがん)」という火成岩の一種で「星葉石」はその空洞や割れ目にみられます。1854年にノルウェーのレイブン島で最初に発見されたそうです(´・ω・`)

主な産地は、カナダのケベック州モンサンチレール、アメリカ合衆国はコロラド州のパイクスピーク、ロシア コラ半島

接写です放射状に広がる結晶が特徴的です(´・ω・`)
こちらの標本の産地のロシアの鉱山は現在は閉山したと聞きました(´・_・`)

更に接写です(´・ω・`)よくよく見ると結晶が「雲母」などと同じような層状になっているところが観察できます。今回の星葉石は6〜7種類からなる星葉石グループに属しています。さらに今回ご紹介した星葉石自体が結晶内の分子の配列の違いで3つに分けられます。この結晶内の分子配列の違いは珪酸塩鉱物特有の分類になります。

こちらは星葉石をジュエリー用にカボッションカットに加工されたものです(´・ω・`)
ロシアの業者産が多く取り扱っています(´・ω・`)


ヌーマイトは「直閃石(ちょくせんせき)」と「礬土直閃石(ばんどちょくせんせき)」を含む変成岩で、1982年グルーンランドのヌークの近くで発見されたことから「ヌーマイト」という名前になったそうです(´・ω・`)

「ヌーマイト」の特徴は深い青のような、また虹色に光る輝きにあります(´・ω・`)
これは、直閃石と礬土直閃石が交互に重なり合う層積構造によるものだそうです(´・ω・`)

ヌーマイトは今回ご紹介しましたような「磨石(タンブル)」タイプのほかビーズやカット石などに使用されています。

接写で見てみると、ラブラドライトやムーンストーンにも似た輝き方に見えます(´・ω・`)

以上「星葉石/アストロフィライト」と「ヌーマイト」のご紹介でした(´・ω・`)


ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

暑かったり寒かったりで自律神経失調症になっています(・_・;もともと自律神経が弱いので季節の変わり目は大変です(-。-; 

皆様もどうぞご自愛ください(´・ω・`)

それではまた次回のブログで(´・ω・`)



今回の参考文献
□楽しい鉱物図鑑2・堀 秀道 著/草思社
□星葉石:mindat:https://www.mindat.org/min-405.html
□ヌーマイト:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヌーマイト