金紅石のちょっと追加記事(´・ω・`)


お世話になっております。 WEB担の荻久保でございます(´・ω・`)

先日ご紹介しました「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」の記事の中で、水晶に内包された「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」がルチルに変化した通称「プラチナルチル」をご紹介しましたが、先日この通称「プラチナルチル」のなかなか良い感じの標本を入手することが出来ましたので追加記事としてご紹介致します(´・ω・`)

前回のブログでご説明しましたが、「プラチナルチル」は名前に「プラチナ」と着いていますが、貴金属のプラチナが実際に入っている分けではありません(・・;)

こちらはルチルと同じ組成「二酸化チタンTiO2」の鉱物「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」が、水晶に内包された状態で温度が上がり、それによってルチルへ変化したものに成ります。

さて、今入手しました標本画像がこちらに成ります。

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板チタン石が水晶に内包されてルチルに成った標本 ブラジル産
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接写です(´・ω・`)
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一般的な「ルチル入り水晶は、あらゆる方向からルチルの針状結晶が伸びていますが、この「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」がルチルになったものは、針状結晶が、中心から左右両方向へ同じように伸びているのが特徴です(*゚∀゚)

以上、金紅石のちょっと追加記事でした(´・ω・`)

「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介2


お世話になっております。Web担当の荻久保です(´・ω・`)

今回のブログは、前回に引き続き「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介です(´・ω・`)

前回のブログで、鉱物の「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」をご紹介しましたが、今回は、天然石ビーズで「グルーンルチル」や「シルバールチル」、「ブラックルチル」と呼ばれているものに付いてのご紹介です。


こちらはブラジル産の「ルチル入り煙水晶」の画像です。
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ルチル入り煙水晶 ブラジル産
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見た目普通の「ルチル入り煙水晶」ですが、裏面を見てみると(´・ω・`)

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ルチル入り煙水晶 ブラジル産
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ぱっと見ると銀色の金属光沢のように見えます(^_^;) ですが、よくよく見てみると、ルチルの赤い針状結晶の周りにうっすら空間があり、その部分の光の反射具合で銀色っぽく見えていることが分かります(´・ω・`) この様なタイプのルチルが、天然石ビーズになると「シルバールチル」と呼ばれていたりします。そう見えるというだけで本当に銀が内包されているわけではありません。

同じように貴金属のプラチナの名前を付けられた「プラチナルチル」が在りますが、こちらはルチルと同じ組成「二酸化チタンTiO2」の鉱物「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」が、水晶に内包された状態で温度が上がり、それによってルチルへ変化したものに成ります。ですので貴金属のプラチナが入っているわけでは有りません(^_^;)

次はこちらの画像をご覧下さい(´・ω・`)
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水晶 山梨県産
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水晶の結晶の中に、緑色の針状結晶が確認出来ます(´・ω・`)

接写です(´・ω・`)
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水晶 山梨県産
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こちらは、「苦土電気石(くどでんきいし)/Dravite(ドラバイト)」というマグネシウムを含むトルマリンに成ります(´・ω・`)
見た目が緑色をしていて針状の結晶なので、天然石ビーズでは「グリーンルチル」と呼ばれていたりしますが、ルチルではないです。

他にも、水晶内包された「透緑閃石(とうりょくせんせき)/Tremolite-actinolite(トレモライト-アクチノライト)」や「緑簾石(りょくれんせき)/Epidote(エピドート)」が「グリーンルチル」と呼ばれたりしていますがルチルとは異なる鉱物です(´・ω・`)

また、ブラックルチルと呼ばれているものの大半は「鉄電気石(てつでんきいし)/Schorl(ショール)」だったりします(^_^;)

天然石ビーズの名前は、鉱物としての名前ではなく、インパクトが在ったり、商品として興味を持ちやすくする為の名前が付けられたりしているようです。


「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」の「多形(たけい)」

プラチナルチルの所でルチルと同じ組成の二酸化チタンTiO2で出来ている「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」に触れましたが、ここで少しく詳しくご紹介します(´・ω・`)

同じ「成分(組成)」で出来ているのに「結晶の形が異なる」鉱物が在ります。

有名な所ですと、

「ダイアモンド」と「石墨(せきぼく)」=共に、炭素を組成とする鉱物。

「方解石(カルサイト)」と「あられいし(アラゴナイト)」=共に、カルシウムの炭酸塩を組成とする鉱物。

「藍晶石(カイヤナイト)」と「紅柱石(アンダリュサイト)」と「珪線石(シリマナイト)」=共に、アルミニウム珪酸塩を組成とする鉱物。

など、同じ成分で出来ていますが、「結晶する時の環境の違い(温度や圧力、PH等)」により、異なる結晶の形を表す鉱物同士を「多形(たけい)」と呼びます。

 

今回ご紹介している「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」にも同じ成分の「二酸化チタンTiO2」で出来ているのに結晶の形が異なる「多形(たけい)」の鉱物が二種類在ります。

その1つが先程名前の上がった「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」に成ります。
色は「「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」とよく似ていますが、結晶がその名の通り板状になっています(=゚ω゚)
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「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」 パキスタン産
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そしてもう一つが、「鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース)」に成ります。色は深い青色で、ひし形が立体になったような美しい形の結晶が特徴的です。
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鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース) パキスタン産
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水晶に内包された「鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース)」
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鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース) 山梨県産
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以上、ルチルのご紹介でした(´・ω・`)


□今月のメルク*リリ

8月も末に成りまして、夜になるとコオロギなどの虫の声が良く聞こえるように成り、秋の近づきを感じるこの頃ですが、
メルクリリオーナーの家庭菜園トマトは夏の終わりを感じさせない絶賛もりもり大豊作状態にございます(´・ω・`)

オーナーの一言( ゚∀゚)o彡°「トマトリコピンでお肌ツルツル!! WEB担当の荻久保くんのおでこもつるつる!!」

季節の変わり目で気温の変化が大きくなる時期ですが、皆様健康には気を付けて、どうぞご自愛ください(´・ω・`)

それでは、また次回のブログで(´・ω・`)ノシ


・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 金紅石 https://ja.wikipedia.org/wiki/金紅石

□Wikipedia 板チタン石  https://ja.wikipedia.org/wiki/板チタン石

□Wikipedia 鋭錐石  https://ja.wikipedia.org/wiki/鋭錐石

□Wikipedia 多形  https://ja.wikipedia.org/wiki/多形

「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介(´・ω・`)


お世話になっております。Web担当の荻久保です(´・ω・`)

今回のブログは、ルチルの名前でおなじみの「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介です(´・ω・`)

天然石ビーズの水晶玉などで、ルチル入りという金色の針状結晶のものをよく見かけますが、色によってゴールデンルチル、レッドルチル、ブラックルチル、グリーンルチル等さまざまな呼び名で呼ばれていますが一体どんな鉱物なのでしょうか?(´・ω・`)

今回のブログは、「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」について、数回に分けてご紹介していきたいと思います(´・ω・`)

 

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ルリル入り水晶(レムリアンシード) ブラジル産
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「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」は、「二酸化チタン(チタンと酸素の化合物)」の鉱物です。

上記の画像は、ブラジル産の「水晶(レムリアンシード)」に内包されている状態の「金紅石/Rutile」です。天然石ビーズなどで「ゴールデンルチル」という商品名で出ているものもこういった状態で産出しています。

鉱物情報

□和名:「金紅石(きんこうせき)」
□英名:「Rutile(ルチル)」
□分類:酸化鉱物(さんかこうぶつ)
□化学組成: TiO2
□結晶系:正方晶系(せいほうしょうけい)
□劈開(へきかい):二方向に明瞭
□条痕:淡褐色
□色:赤褐色、褐色、黒色
□モース硬度:6~6.5
□比重:4.20
□屈折率:2.616~2.903
□主な産地:ブラジル、マダガスカル、オーストラリア など


 

金紅石/Rutile」の結晶は針状結晶の他に、下記の画像のような柱状の形のものも観察出来ます。img
水晶上に付着している「金紅石/Rutile」の結晶 (水晶はゴールデンアゼツ) アメリカ ノースカロライナ州 産
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水晶上に付着しているルチルの結晶 (水晶はゴールデンアゼツ) アメリカ ノースカロライナ州 産
・高画質の別窓での表示はこちら接写(´・ω・`)※こちらの産地の水晶は、稀に「金紅石/Rutile」の他に「鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテーゼ)」が付着している物があります。

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水晶上に付着しているルチルの結晶 (水晶はゴールデンアゼツ) アメリカ ノースカロライナ州 産
・高画質の別窓での表示はこちらさらに接写(´ΦωΦ`)

 

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ルチルの針状結晶 (太陽ルチル) ブラジル産
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こちらは「太陽ルチル」の名前で有名な、「金紅石/Rutile」の針状結晶です。結晶の状態「双晶(そうしょう)」に成っていて放射状に広がって見えます。
余談ですが、ルビーやサファイアなどに見られる「スタールビー」や「スターサファイア」は、この細く規則的に交差したルチルの結晶が内包されている事によって起こります(´・ω・`)

さて、ここまでご紹介しました「金紅石/Rutile」が鉱物のなかのでのルチルに成ります。天然石ビーズなどで見られるブラックルチルやグリーンルチル、はたまたプラチナルチルなど様々な名前で昨今呼ばれていますが、これらはあくまで商品名であって「金紅石/Rutile」の様な鉱物名ではないです(^_^;)

そのあたりを次回のブログでご紹介していきたいと思います(´・ω・`)


□今月のメルク*リリ
今年の夏は、暑かったり寒かったりと温度変化が激しい日が続いています(´・ω・`)
そんな中オーナーは、お店のブレスレットが絶賛品薄状態なので、せっせと制作しつつ、謎の大豊作状態の家庭菜園トマトを収穫しつつ、庭の草取りしつつと動き回っています(´・ω・`)

今回ご紹介しました、「ルチル入り水晶(レムリアンシード)」は、小粒のものでしたらお店に在庫がございますので、機会がありましたら是非ご覧ください(´・ω・`)

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ルリル入り水晶(レムリアンシード) ブラジル産
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・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 金紅石 https://ja.wikipedia.org/wiki/金紅石

□Wikipedia 晶癖  https://ja.wikipedia.org/wiki/晶癖

□Wikipedia 双晶  https://ja.wikipedia.org/wiki/双晶