「紅柱石(こうちゅうせき)と珪線石(けいせんせき)」その2


気が付けば8月も今週で終わりという今日此の頃(´・ω・`)皆様いかがお過ごしでしょうか?web担当荻久保です(´・ω・`)
今回のBlogは、前回から引き続き、「藍晶石(らんしょうせき)/Kyanite(カイヤナイト)」と同じ成分で出来ている「同質異像(どうしついぞう)」の鉱物、

「珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)」

のご紹介です(。・ω・。)


珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)
原石 ブラジル産 個人蔵
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□鉱物情報

-珪線石/Sillimanite-

□和名:珪線石(けいせんせき)
□洋名:Sillimanite(シリマナイト)
□化学組成:Al₂SiO₅ アルミニウム珪酸塩
□結晶系:斜方晶系
□条痕:白色
□色:無色、白色、青色、紫色等
□モース硬度:7
□劈開:一方向に完全
□比重:3.2
□主な産地:ミャンマー、スリランカ 
アメリカ、チェコスロバキア
インド、イタリア
日本では、長野県南部や香川県でも産出する。

□名前の由来

和名の「珪線石(けいせんせき)」は、針状結晶が平行に繊維状に成っている所から付けられました。
洋名の「Sillimanite(シリマナイト)」は、アメリカのイエール大学の化学と博物学の初代教授「シリマン教授/Benjamin Silliman 1779~1864」にちなみます。


珪線石、紅柱石、藍晶石の違いの理由

「珪線石/Sillimanite」は先のブログでも繰り返し載せている様に、「藍晶石/Kyanite」や「紅柱石/Andalusite」と同じ「アルミニウム珪酸塩 Al₂SiO₅」の化学組成を持つ「同質異像」の鉱物です。同じ組成なのに何がきっかけで見た目が異なる鉱物に成るのかと言うと、熱や圧力によって岩石が変化する「変成作用」の時の「温度」と「圧力」の違いがきっかけにとなって、それぞれ異なった色や形の鉱物に成ります。

「珪線石/Sillimanite」は、「圧力」が私達が日常生活している大気圧に等しい常圧下で、「温度」は約800度以上の高温で出来ます。

「紅柱石/Andalusite」は、「圧力」は珪線石と同じ常圧下で、「温度」約800度より低い低温側で出来ます。

「藍晶石/Kyanite」は、「圧力」が「約6000気圧以上」と常圧の6000倍以上!!、「温度」は約600度の状態で出来ます。

この様に、温度と圧力によって生成される範囲が決定されているので、その鉱物がある場所がどのくらいの「圧力」と「温度」で変成作用が起こったのかを判断する、一種の「地質温度&圧力計」として見ることが出来ます。


余談ですが、ダイアモンドが生成される時の温度は1000度位、圧力は10万気圧に成ります。

人類が人工的に発生させられる現在の最高温度は、核融合炉の燃料であるプラズマの温度として達成された温度で、なんと「5億2000万度!!」、人工的に発生させられる最大圧力は、大阪大学のレーザーチェンバーで「1000万気圧!!」何だそうです、、( ゚д゚)人類スゲェ!!




宝石としての「珪線石/Sillimanite」

さて「珪線石/Sillimanite」ですが、「紅柱石/Andalusite」や「藍晶石/Kyanite」同様で宝石としても使用されています。宝石の光による特殊効果で「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」というのが在りますが、「珪線石/Sillimanite」はその「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」が良く観察できる宝石の一つに成ります。裸石名として「シリマナイト」の他に「フィブロライト」とも呼ばれています。


珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)
裸石
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ペンライトを当てると、猫の目の様な白い光の線が観察出来ます。これは、「珪線石/Sillimanite」内に密集している平行繊維状の組織によって引き起こされる内部反射によって起こります。


「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」の様子をgifアニメで再現してみました。ペンライトを当てる方向によって光の線が動いているのが観察出来ます。
※パソコンまたはスマートフォンからご覧下さい

今回のまとめ(。・ω・。)

珪線石、紅柱石、藍晶石を3回に分けてご紹介してきました。同じ組成なのに色や形が異なる「同質異像」という性質に、ほんの少しでも興味を持って頂けたら良いなと思います。鉱物は知れば知るほど奥が深く、驚きをと感動を与えてくれますです(。・ω・。)



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

新訂 宝石学必携 近山 晶 編著/日本宝石学協会

□Wikipedia 珪線石
http://ja.wikipedia.org/wiki/珪線石

最近のメルク*リリ(。・ω・。)

植えたスイカが夕顔に成ってしまったオーナーへ、ご愁傷さまのスイカをプレゼントしてから数日後、パソコン仕事でお店へおじゃました時の事。

「いやー先日はいろいろ調べて貰った上にスイカまで差し入れしてくれてありがとう(´・8・`) お茶菓子代わりにスイカどうぞ召し上がって下さい(´・8・`) スッ」


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 「 わ〜 丸くて可愛いスイカ〜 美味しそ〜 ん〜?」

 「コレ 切れてるけど 切れてないですね。 あ 僕ですか? いや キレれてないっすよ(。・ω・。)」

ワハハとお互い笑い、オーナーが果物ナイフで切り分けようとしたので、「いやいやそれくらい自分でやりますよ(。・ω・。)」といってさくさく切り始める。

さくさく切り始めてからの

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コレである、まあ、魔が差したと言いますか、やってみたかったと言いますか、中二病的に言うと「自ら円環の理を断った(。・ω・。)」である。

ドン引きのオーナー、それを尻目に食べ進めるweb担荻久保。見た目よろしくない状態で「やってしまった(^_^;)」と思いながら食べ進めるが、次第に様子が変わって来た。

「甘い!!真ん中甘い!!真ん中全部甘い!!(。・ω・。)」

あまり人前でするのはお勧め出来ませんが、甘さを堪能するにはナイスな食べ方かも知れません。


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最後の一番甘い所は犬の形になっていましいた(。・ω・。)

次回は、可愛らしいピンク色が特徴で「インカローズ」の名前でも有名な「菱マンガン鉱/Rhodochrosite(ロードクロサイト)」をご紹介致します。

でわでわ(。・ω・。)