オーナー秘蔵のお庭メノウのご紹介(´・ω・`)

今回のブログはオーナー秘蔵の庭仕事中に見つけたお庭メノウのご紹介です(´・ω・`)

「瑪瑙(メノウ)・Agate(アゲート)」はとても細かい「石英(せきえい)」の結晶が集合して塊になっている「玉髄(ぎょくずい)・Chalcedony(カルセドニー)」の中で、美しい縞模様のあるものを言います(´・ω・`)今回ご紹介するお庭メノウは「玉髄(ぎょくずい)」に類になると思いますが、おうちの子は可愛い心意気で「お庭メノウ」と呼んでいます(´・ω・`)

さてさて、こちらはメルクリリのオーナーがせっせと庭仕事をしている中お庭で見つけたかわいい石ころです(´・ω・`)

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以前もやはり庭仕事中に見つけた石ころに「ブルーレースアゲート」の様な部分があり試しに研磨してみたことがありました(´・ω・`)

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近づいて見てみるとほんの少しですが綺麗な縞模様が見えたり、くすんだように見えた部分も様々な成分が層になって味わい深い表情を見せています(´・ω・`)

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こちらも同時期に研磨したお庭メノウです(´・ω・`)縞模様の部分がはっきりと分かります(´・ω・`)

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こちらも近づいて見てみるときれいな模様がよくわかります。野ざらしで転がっていた石もこんなに中は綺麗なんですね(´・ω・`)

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メルクリリのお店は上田市の北側にある太郎山と地続きの場所にあり、さらに太郎山から流れる「黄金沢」の流域付近にあります。この黄金沢の源流地域には、石英や硫黄、鉄分を含んだ岩石や黄鉄鉱なども観察出来ます(´・ω・`)ちなみにこの太郎山は江戸時代後期頃、銀や鉛、銅などの採掘が一瞬行われていたそうです。他にも亜鉛などの採掘が行われた時期がありましたが、採算が合わず閉山となったそうです。

黄金沢源流付近の岩石。石英や硫黄、酸化鉄などが含まれているようです(´・ω・`)

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こちらは太郎山の黄鉄鉱になります。

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さてさて、それでは「お庭メノウ」を研磨していきたいと思います(´・ω・`)

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石ころの雰囲気を崩さない様に一面のみ研磨していきます(´・ω・`)

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一面磨きの完成です(*^^*)

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こちらはアップで見るとマダガスカル産「ヘマタイトインクォーツ」に似ている様に見えます(´・ω・`)もしかしたら酸化鉄が入り込んで模様になっているのかもしれません(´・ω・`)

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こちらはつぶつぶの石英の結晶が目で見えるようになりました(´・ω・`)一部白い成分が入り込んでいて磨いた感じが先程のものより硬い印象でした(´・ω・`)

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写真で見ると大きいように見えますが実際の大きさは3cm~2cmくらいの小さな石ころです(´・ω・`) ですがよくよく観察してみると、そこにはとても豊かな鉱物の世界が広がっていたりします(´・ω・`)
これでまた一つ、オーナーの自家製鉱物コレクションが増えてくのでした(´・ω・`)

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ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

世界が大変なことになっていますが、いろんな情報に惑わされず、ちゃんと備えて、地に足つけて石拾い、、、いやいや、、地に足つけて、今できる事を一つずつやっていきたいと思います(´・ω・`)

それでは、また次回のブログもお楽しみに(´・ω・`)ノシ

川流れの「赤瑪瑙(あかめのう)/カーネリアン」(´・ω・`)

いつもお世話に成って居ります(。・ω・)Web担当の荻久保です。
暖かい日が多くなって来た今日此の頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)
今回は、美しい赤色と、コロコロとした形が可愛らしいマダガスカル産の、

川流れの「赤瑪瑙(あかめのう)/Cornelian(カーネリアン)」のご紹介です(*゚∀゚)

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カーネリアン マダガスカル産 オーナー蔵
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「赤瑪瑙(あかめのう)/Cornelian(カーネリアン)」とは、赤色の「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」の一種で、水晶と同じ「成分(ケイ素と酸素)で出来ている鉱物です。水晶と成分は同じですが、「結晶の構造が目に見えないとても小さな集まり 潜晶質(せんしょうしつ)/Cryptocrystal-line 」で出来ています。天然の赤色はわずかに含まれる鉄分によるものです。また、赤白合間模様の瑪瑙はサードニクスと呼ばれます。

鉱物学的には「玉髄(ぎょくずい)族」ですが、これが更に二つに分かれます。

色が比較的均一なものが、「玉髄(ぎょくずい)/Chalcedony(カルセドニー)」

しま模様を表す美しいものを、「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」

と言います。

鉱物情報

-瑪瑙 / Agate-

□和名:瑪瑙(めのう)
□洋名:Agate(アゲート)
□分類:酸化鉱物
□化学組成:SiO2 二酸化ケイ素
□結晶系:六方晶系(潜晶質)
□劈開(へきかい):無し
□条痕:無色、白色など
□色:白色,灰色,青色,赤色,黄色,褐色,黒色 多数
□モース硬度:7
□比重:平均2.60
□主な産地:ブラジル、ウルグアイ、インド、アメリカ各州
南アフリカ、ナミビア、マダガスカル
その他世界各国


今回ご紹介している「赤瑪瑙(あかめのう)/Cornelian(カーネリアン)」は川流れのものです。川辺で見かける他の石と同じように、長い時間をかけ、ころころ、ころころ、と川の流れの中で磨かれる事でこの形に成ります。

マダガスカルの業者さんにこの話を聞いた時は、バケツ持ってそこへ行きたいと心から思いました(´・ω・`)

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カーネリアン マダガスカル産 オーナー蔵
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カーネリアン マダガスカル産 オーナー蔵
こちらのタイプは、お店に少数ですが在庫が在ります(*゚∀゚)
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カーネリアン マダガスカル産 個人蔵
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カーネリアン マダガスカル産 個人蔵
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カーネリアン マダガスカル産 個人蔵
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カーネリアン マダガスカル産 個人蔵
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ペンライトで照らしてみると赤色が綺麗に見えます(*゚∀゚)
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カーネリアン マダガスカル産 個人蔵
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以上、川流れの「赤瑪瑙(あかめのう)/Cornelian(カーネリアン)」のご紹介でした(´・ω・`)

ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

2月も末で確定申告にバタバタのオーナーとweb担荻久保です(´・ω・`)
そろそろ鼻炎も始まりそうですが、、、始まりません、、始まらせません(´;ω;`)と負けずに元気にいきたいと思います( ゚∀゚)o彡°

でわでわ、また次回のブログで( ゚∀゚)o


・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会

「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」のご紹介。

いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。
ゴールデンウィーク直前の4月最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のブログは

「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」

のご紹介です(´・ω・`)

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縞瑪瑙・Banded agateブラジル産
個人蔵

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「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」とは、読んで字のごとく、縞模様の「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」のことです。

「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」とは、水晶と同じ「成分(ケイ素と酸素)で出来ている鉱物です。でも、「一般的な水晶に見られる様なキラリと光る結晶も無いのにホントに同じ成分で出来ているの?」と思われるかも知れません。実はその見た目の違いが、同じ成分でも分類が異なる一番の理由なんです。

目に見える鋭い結晶が無い様に見えますが、その中にはとても小さな結晶が沢山詰まっています。これは「潜晶質(せんしょうしつ)/Cryptocrystal-line」と言います。その為、半透明状となり、塊状に成って産出します。

鉱物学的には「玉髄(ぎょくずい)族」ですが、これが更に二つに分かれます。

色が比較的均一なものが、「玉髄(ぎょくずい)/Chalcedony(カルセドニー)」

しま模様を表す美しいものを、「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」

と言います。宝石業界では、両方いっしょにし、一般の「めのう/アゲート」と呼んでいます。


鉱物情報

-瑪瑙 / Agate-

□和名:瑪瑙(めのう)
□洋名:Agate(アゲート)
□分類:酸化鉱物
□化学組成:SiO2 二酸化ケイ素
□結晶系:六方晶系(潜晶質)
□劈開(へきかい):無し
□条痕:無色、白色など
□色:白色,灰色,青色,赤色,黄色,褐色,黒色 多数
□モース硬度:7
□比重:平均2.60
□主な産地:ブラジル、ウルグアイ、インド、アメリカ各州
南アフリカ、ナミビア、その他世界各国


今回は、そんな「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」の中でも、様々な色合いや模様が美しい「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」の写真を紹介いたします。

 

冒頭の「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」の接写画像です。
重なる模様の部分はとても細く、様々な色が有ることが分かります。この色は、含まれる不純物によるものです。
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縞瑪瑙・Banded agateブラジル産個人蔵
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こちらは、オーストラリアはクイーンズランド産のものです。濃い赤色の部分は含まれる鉄分によるものです。
まるでローソクの火を思わせる表情です。
縞瑪瑙・Banded agateオーストラリア産
個人蔵

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縞瑪瑙・Banded agateオーストラリア産
個人蔵

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こちらは硬マンガン鋼入りのタイプです。点画の様な「しま模様」は、何だか水木しげるの漫画の背景の様です。
サイロメレーン/メリルナイト メキシコ産
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縞瑪瑙・Banded agate 長野県産
個人蔵

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まるで印象派の絵画の様に見える模様。全くの偶然の産物に、ついつい情景を思い浮かべてしまいます(´・ω・`)
縞瑪瑙・Banded agate インド産
個人蔵

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川流れの紅瑪瑙
縞瑪瑙・Banded agate カーネリアン マダガスカル産
個人蔵

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昨今、鉱物の本は沢山出版されています。そんな中でも、「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」に焦点を当てた本も結構あります。
そんな中で、個人的にオススメのものを今回ご紹介します。

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The Fairburn Agate of the Black Hills: 100 Unique Storied Agates
JAMES MAGNUSON and CAROL WOOD 著
アメリカのサウスダコタ州とワイオミング州の堺にあるブラックヒルズで産出する瑪瑙を紹介している写真集です。フルカラーの瑪瑙の写真は見応え充分で、その色合いの多さに驚かされます。
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世界的瑪瑙コレクター「山田英春」氏によるスーパービジュアル図鑑です。とにかく圧巻アンド圧巻アンド圧巻の内容です。
種類の豊富さ、写真の美しさ、ほんにと凄いです。小生はこの本で、「瑪瑙の美の集中砲火」を盛大に浴び昇天してしまいました。
オススメの一冊です(´・ω・`)
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以上、「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」のご紹介でした。
「瑪瑙(めのう)」関係は種類が豊富なので、またそれぞれご紹介出来たらと思います(´・ω・`)

□最近のmelc*lilli□
4月は休みなしだったオーナーですが、先日やっと時間が出来、お庭の手入れが出来たと喜んでおりました。
今月は後半から連日の夏日で、お庭の雑草は盛大に伸びていた様子で、結構な仕事量だったそうです(^_^;)
本当にお疲れ様でした(´・ω・`)

これから風薫る五月、気付けば山は新緑に包まれています(´・ω・`)皆様どうぞ楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さい(´・ω・`)

それでは、また次回のブログをお楽しみに(´・ω・`)

でわでわ(。・ω・。)


□楽しい鉱物図鑑・堀 秀道 著/草思社

□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 「メノウ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/メノウ

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます(´・ω・`)
本年も、鉱物と化石のお店「melc*lilli(メルク*リリ)」をどうぞよろしくお願い致します。

今年は干支の「馬」にちなみまして、「瑪瑙(めのう)」の画像を載せてみました。 「瑪瑙(めのう)」の和名前の由来は、その外見が「馬の脳」に似ている事から「瑪瑙(めのう)」と 名付けられたそうです。
もう少し何かこう、他に無かったのだろうかと思ってしまう由来のお話です(´・ω・)

洋名は「Agate(アゲート)」と呼ばれています。こちらは、イタリアはシチリア島の川「Acate(アカーテ)川」で採れた事に由来しています。
シチリア島といえばヨーロッパ最大級の火山「エトナ山」が在ります。
エトナ山の火山活動によって、沢山の瑪瑙が生み出されたのかも知れませんね。
*現在この「アカーテ川」は現在「ディリッロ川」という名前に成っています。

ちなみに、長野県北部の「飯綱山」は、5万年前まで活動していた火山で「瑪瑙」が取れる事から「瑪瑙山」とも呼ばれています。

新年が開け、気が付けばもう「鏡開き」を終えて、明日は成人の日と成ります。
近所の公民館では、一足早い成人式が行われていた様で、お着物姿の新成人の方々がちらほら見受けられました。首元のファーが「オーケン石」みたいだなと思ったのはここだけの話です(・ω<)

話がそれてしまいましたが、お店の方は絶賛営業中でございます。ご来店の際は、極力お早めにご予約のお電話をお願い致します。
ブログの方は、大分低速な更新と成っていますが(-_-;)今月はもう一回更新出来るようにしたいと思います。

それでは、オーナー共々、本年もどうぞ、よろしくお願い致します。