いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。
山々は目の覚めるような綺麗な紅葉が眩しい今日此の頃、皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)
今回のブログは、
「曹灰長石(そうかいちょうせき)/Labradrite(ラブラドライト)」
のご紹介です(。・ω・。)
ラブラドライト マダガスカル産 一面磨き 個人蔵
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□鉱物情報□
-曹灰長石(そうかいちょうせき)/Labradrite(ラブラドライト)-
□和名:曹灰長石(そうかいちょうせき)
□英名:Labradrite(ラブラドライト)
□分類:珪酸塩鉱物(けいさんえんこうぶつ)
□化学組成:Na(AlSi3O8)50-30 Ca(Al2Si2O8)50-70
ナトリウム・カルシウム・アルミノ珪酸塩
□結晶系:三斜晶系
□劈開(へきかい):二方向に完全
□断口(割れた状態):貝殻状
□条痕:白色
□色:青色、緑色、黄色、特有の虹色(ラブラドレッセンス)
□モース硬度:6~6.5
□比重:2.70
□屈折率:1.56~1.57
□複屈折率:0,010
□主な産地:カナダのラブラドル半島、フィンランド、ノルウェー、
マダガスカル、他
深い深い青と、その中で動く虹色が幻想的に輝く「曹灰長石(そうかいちょうせき)/Labradrite(ラブラドライト)」。
英名の「Labradrite(ラブラドライト)」は、カナダのラブラドル半島で1770年に発見された事から名付けられました。
この「曹灰長石(そうかいちょうせき)/Labradrite(ラブラドライト)」は、「長石(ちょうせき)/Feldspar(フェルデスパー)」グループの中の「斜長石(しゃちょうせき)/Plagioclase(プレイジアクレイス)」の系列の内の
「曹長石(そうちょうせき)/Albite(アルバイト) Na(AlSi3O8) 」が50%~30%
「灰長石(かいちょうせき)/Anorthite(アノーサイト) Ca(Al2Si2O8)」が50%~70%
混ざり合った固溶体です(´・ω・`)
文字の羅列では分かりにくいので、ちょっと図にしてまとめてみました(´・ω・`)
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同じ斜長石系列の「灰曹長石」で、「赤鉄鉱(せきてっこう)/Hematite(ヘマタイト)」を含むものは「日長石(にっちょうせき)/sunstone(サンストーン)」の名前で親しまれています。※中性長石のタイプのサンストーンもあります。
サンストーン 原石 インド産 個人蔵
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アメリカ合衆国はオレゴン州で産出する「曹灰長石(そうかいちょうせき)/Labradrite(ラブラドライト)」の透明で「赤鉄鉱(せきてっこう)/Hematite(ヘマタイト)」を含むものは「オレゴンサンストーン」の名前で親しまれています(´・ω・`)
オレゴンサンストーン 磨石(タンブル) アメリカ合衆国 オレゴン州産 個人蔵
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ラブラドライトに話を戻しましょう(´・ω・`)
こちらは磨いていない原石の状態です。この状態でも虹色がうっすら観察出来ます(。・ω・。)
ラブラドライト マダガスカル産 個人蔵
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磨き石のタイプです(´・ω・`)
ラブラドライト 磨石 マダガスカル産 個人蔵
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ラブラドライトの真骨頂とも言える「ラブラドルレッセンス(ラブラドル効果)」です(。・ω・。)
二つの劈開方向に、青色や緑色をはじめとした各色の虹色が観察できます。
磨かれた面の接写です(´・ω・`)
ラブラドライト 磨石 マダガスカル産 個人蔵
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更に拡大した画像です(´・ω・`)板状や針状に見えている「インクルージョン(内包物)」は磁鉄鉱との事です(。・ω・。)
ラブラドライト 磨石 マダガスカル産 個人蔵
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こちらはオーナー所蔵のお気に入りの磨石タイプのラブラドライトです(。・ω・。)
ラブラドライト 磨石 マダガスカル産 個人蔵
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ラウンドカボッションカットにかとされた「ラブラドライト」の裸石です。光の当たる方向にによって虹色の輝きが動いて見えます(´・ω・`)
ラブラドライト 磨石 マダガスカル産 個人蔵
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こちらはちょっと珍しいミャンマー産の「ゴールデンラブラドライト」の裸石です(´・ω・`)
ラブラドライト 裸石 ミャンマー産 個人蔵
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是非一度、実物を見る機会がありましたら、いろんな角度から光を当てて、この虹色の輝きを観察して頂きたいところあります(´・ω・`)
以上「曹灰長石(そうかいちょうせき)/Labradrite(ラブラドライト)」のご紹介でした(。・ω・。)
ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー
ここ最近、オーナー(^ω^≡^ω^)は着々と店回りの敷地を綺麗にしておりました(´・ω・`)
雑草を綺麗に抜き、敷石を綺麗に並べ造園屋さんに負けず劣らずの出来栄えに成っておりました(。・ω・。)
そしてお店の方も絶賛品出し中でございます。何を出しているかは秘密だそうです(。・ω・。)。。。
さて、日も段々と短くなり、世間はいよいよ秋の様相が色濃くなってまいりました(´・ω・`)
皆様どうぞ楽しい秋の季節をお過ごし下さい。
それでは、また次回のブログもどうぞお楽しみに(。・ω・。)
□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社
□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会
□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社
□Wikipedia ラブラドル長石
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラブラドル長石
□Wikipedia 長石
https://ja.wikipedia.org/wiki/長石
□Wikipedia 斜長石
https://ja.wikipedia.org/wiki/斜長石
□Wikipedia 日長石
https://ja.wikipedia.org/wiki/日長石
□Wikipedia 固溶体
https://ja.wikipedia.org/wiki/固溶体