兎にも角にも、暑すぎる昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか(;´Д`)
今回のブログは、「柘榴石(ざくろいし)」グループの中の、
「灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)/Andradite(アンドラダイト)」と
「灰クロム柘榴石(かいくろむざくろいし)/Uvarovite(ウバロバイト)」
のご紹介です(´・ω・`)
「灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)/Andradite(アンドラダイト)
灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)/Andradite(アンドラダイト) 山梨県産
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・鉱物情報・
□鉱物名: 和名 灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)
英名 Andradite(アンドラダイト)
□分類:珪酸塩鉱物
□化学組成: Ca3Fe2(SiO4)3 カルシウム・鉄・珪酸塩
□結晶系:等軸晶系(とうじくしょうけい)
□劈開(へきかい):なし
□条痕:白色
□色:褐色、暗緑色
□モース硬度:7
□比重:3.85
□屈折率:1.85~1.89
□主な産地:ロシア、北イタリア、コンゴ、ケニア、スイス、イタリア、ドイツ 他
英語名の「Andradite(アンドラダイト)」は、19世紀のポルトガルの鉱物学者ジョゼ・ボニファチオ・デ・アンドラダ由来との事(´・ω・`)
和名の「灰鉄柘榴石」は、「灰(かい)/カルシウム」と「鉄」が含まれる柘榴石ということです(´・ω・`)
灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)/Andradite(アンドラダイト) 長野県産
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「灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)/Andradite(アンドラダイト)」は色によって異なる呼び名があり、
透明度の高い緑色のもは、「Demantoid/デマントイド」、
黄色のものを、「Topazolite/トパゾライト」、
黒色のもを、「Melanite/メラナイト」、と呼ばれています。
こちらは、デマントイドの画像になります。
3ミリほどの小さな結晶になります(´・ω・`)
この美しい緑色は含まれる微量の「クロム (Cr) 」によるものです。
Demantoid/デマントイド パキスタン産
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「灰クロム柘榴石(かいくろむざくろいし)/Uvarovite(ウバロバイト)」
灰クロム柘榴石 ロシア ウラル山脈産
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・鉱物情報・
□鉱物名: 和名 灰クロム柘榴石(かいくろむざくろいし)
英名 Uvarovite(ウバロバイト)
□分類:珪酸塩鉱物
□化学組成: Ca3Cr2(SiO4)3 カルシウム・クロム珪酸塩
□結晶系:等軸晶系(とうじくしょうけい)
□劈開(へきかい):なし
□条痕:白色
□色:緑色
□モース硬度:6.6~7.5
□比重:3.77
□屈折率:1.86~1.87
□主な産地:ロシア ウラル地方、フィンランド、トルコ、イタリア 他
英語名の「Uvarovite(ウバロバイト)」は、ロシアの学者「セルゲイ・ウヴァーロフ」由来(´・ω・`)。
和名の「灰クロム柘榴石」は、「灰(かい)/カルシウム」と「クロム Cr」が含まれる柘榴石ということです(´・ω・`)
その名の通り、カルシウムとクロムを主成分とするガーネットで、クロムによる美しい緑色が特徴的です。画像のように母岩であるクロム鉄鉱に皮膜上に結晶することが多く、結晶は小さめなものがほとんどになります(´・ω・`)
灰クロム柘榴石 ロシア ウラル地方産
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以上、「灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)/Andradite(アンドラダイト)」と
「灰クロム柘榴石(かいくろむざくろいし)/Uvarovite(ウバロバイト)」
のご紹介でした(´・ω・`)
ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー
まさに酷暑の7月でした、毎日ヘトヘトになりながらえっちらおっちらなんとか日々過ごしてまいりました(;´Д`)
そんな中、メルクリリオーナー菜園では、今年はトマトが変わり種をドンドコ産出しておりました(´・ω・`)
双晶トマトに(・∀・)
こちらは三つ子にございます(´・ω・`)
ツンと飛び出たお鼻が愛くるしいのでございます(・∀・)
暑い日が続いておりますが、皆様ほんとに無理せずご自愛ください(´・ω・`)
・今回の参考文献・
□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社
□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社
□宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会
□Wikipedia 灰鉄柘榴石・https://ja.wikipedia.org/wiki/灰鉄柘榴石
□Wikipedia 灰クロム柘榴石・https://ja.wikipedia.org/wiki/灰クロム柘榴石