アタカマ石のご紹介です(´・ω・`)

例年より暖かい11月と成りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)

今回のブログは、

「アタカマ石(せき)/Atacamite(アタカマイト)」

のご紹介です(´・ω・`)

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アタカマ石(せき)/Atacamite(アタカマイト) チリ アタカマ砂漠産
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黒っぽい針状結晶の部分が「アタカマ石」です( ゚∀゚)o彡°
周りの青緑色の鉱物は「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)」です(´・ω・`)

接写です(・∀・)
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アタカマ石(せき)/Atacamite(アタカマイト) チリ アタカマ砂漠産
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・鉱物情報・

□鉱物名: 和名 アタカマ石(せき)
英語名 Atacamite(アタカマイト)

名前の由来は チリのアタカマ砂漠で発見されたことによります(´・ω・`)

□分類:ハロゲン化鉱物
□化学組成: Cu2Cl(OH)3
□結晶系:斜方晶系(しゃほうしょうけい)
□劈開(へきかい):完全
□色:緑色
□モース硬度:3~3.5
□比重:3.76~3.87

□主な産地:チリ アタカマ砂漠 アメリカ合衆国ユタ州 日本 三宅島

更に近づいてみた画像です(´・ω・`)
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アタカマ石(せき)/Atacamite(アタカマイト) チリ アタカマ砂漠産
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実際の結晶の大きさは本当に小さく、幅0.5mm 長さ2mm程度の結晶ですが、光に当てると透明感のある澄んだ緑色の結晶に目が離せなくなります(*´ω`*)

今回のアタカマ石の産地 [アタカマ砂漠]のある「チリ」は、世界一の銅の産出国で年間570万トン以上(2015)産出しています。豊かな銅鉱床に伴い、銅の二次鉱物である「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」や「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」などの鉱物もチリ産のものを多く目にします(*´ω`*)

こちらは、チリ エルトルコ鉱山産の「珪孔雀石と孔雀石」の鉱物標本になります(´・ω・`)
こちらの面は、珪孔雀石の上を石英が覆っている状態になります(*´ω`*)
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アタカマ石(せき)/Atacamite(アタカマイト) チリ エルトルコ鉱山産
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反対側の面の画像です(´・ω・`)
密集した針状結晶の内側が「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」で、外側が「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」になっています(*´ω`*)
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アタカマ石(せき)/Atacamite(アタカマイト) チリ エルトルコ鉱山産
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アタカマ石は、ただいまお店でたくさん出ていますので、ご来店の際は是非ご覧下さい( ゚∀゚)o

以上、アタカマ石のご紹介でした(´・ω・`)

ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

(^ω^≡^ω^)今月のオーナー(^ω^≡^ω^)

今月は、映画 「ボヘミアン・ラプソディ」 を見てきました( ゚∀゚)o彡°

高校生の頃大好きだった「Queen」(´・∀・`)

映画を見ていて若かれし頃に行った Queenの武道館LIVEを思い出しました(^ω^≡^ω^)

個人的には ブライアン・メイ役の俳優さんが、本人そっくりでした(笑) 

ちなみに、私はロジャー・テイラーのファンでした(=゚ω゚)ノ

今はすっかりじーさんのロジャー  私も年を取るわけだ(°▽°)

それではまた次回のブログをお楽しみに(・∀・)ノシ

 


・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia アタカマ石 https://ja.wikipedia.org/wiki/アタカマ石

□Wikipedia 珪孔雀石 https://ja.wikipedia.org/wiki/珪孔雀石

□Wikipedia 孔雀石 https://ja.wikipedia.org/wiki/孔雀石

イリノイのフローライト(´・ω・`)

いつもお世話に成って居ります(。・ω・)Web担当の荻久保です。

遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます(´・ω・`)本年もメルク*リリをどうぞよろしくお願いいたします(´・ω・`)

今回のブログは、

「アメリカ合衆国はイリノイ州産の蛍石/Fluorite(フローライト)」

のご紹介です(。・ω・。)

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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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鉱物情報

□和名:「蛍石(ほたるいし)」
□英名:「Fluorite(フローライト)」

□分類:ハロゲン化鉱物(はろげんかこうぶつ)
□化学組成:CaF2
フッ化カルシウム
□結晶系:等軸晶系(とうじくしょうけい)
・等軸晶系/Cubic or Isometric system
前後軸、左右軸、上下軸の3本の結晶軸の長さが等しく、その3本の結晶軸がお互い90°に交わるもの。
a1=a2=a3 ・ α=β=γ=90°
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□劈開(へきかい):四方向に完全
□断口:平らな貝殻状
□条痕:白色
□色:無色、紫色(濃淡)、緑色(濃淡)、青色、黄色、橙色、褐色、ピンク色など各種。
□モース硬度:4
□比重:3.18
□屈折率:1.43
□主な産地:アメリカ合衆国、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、チェコスロバキア、ポーランド、スイス、ナミビア、中国、日本


豊かな色彩と、美しい結晶の形が特徴的な「蛍石(ほたるいし)/Fluorite(フローライト)」。数多く有る産出国の中でも、アメリカ合衆国はイリノイ州産の「蛍石/Fluorite」は、「結晶の透明度」と「発色の美しさ」が群を抜いて素晴らしいです(´・ω・`)

・「蛍石(ほたるいし)/Fluorite(フローライト)」の色の秘密
純粋な「蛍石/Fluorite」は、[カルシウム (Ca)] と [フッ素 (F)]出来ており無色透明ですが、少量の希土類元素が結晶構造中のカルシウムと置換することで、様々な色に変化しています(´・ω・`)
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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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今回ご紹介している八面体の結晶は、鉱物標本用に、粗い結晶から「蛍石/Fluorite」の劈開(へきかい)を利用して型取りされタイプに成ります(´・ω・`)現地には「蛍石職人」と呼ばれる専門の職人さんが居て、どんどん蛍石の結晶を綺麗に割っていくのだと、オーナーが海外業者さんから教えてもらったそうです(*゚∀゚)
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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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・イリノイ産の「蛍石/Fluorite」の歴史
イリノイの蛍石鉱床は、今から約3億3千万年前ほど前に、フッ素やその他の元素を含む熱水が、カルシウムの豊富な石灰岩の断層に流れ込み生成されたと考えられています。

1800年代初頭から、イリノイ州での蛍石採掘が開始されると、その後アメリカ国内の工業原料として使用される蛍石の50%以上の産出量を占める様になりました。しかし徐々にコストの安い工業原料の輸入化が進むようになり、1990年代にはアメリカ国内で使用される蛍石の90%以上が海外製になりました。国内の生産者としてイリノイ州は最後まで残っていましたが、最終的には採掘コストの不採算なども合わさり、1995年12月にはイリノイ州最後の鉱山も閉鎖されてしまいました。

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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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蛍石 アメリカ合衆国 イリノイ州産 オーナー蔵
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イリノイ州の蛍石鉱山は既に閉鎖していますが、鉱物標本となっているものは、現在も時々に市場に出て来ます(´・ω・`)
少量では在りますが、入荷次第メルク*リリでも販売いたします(´・ω・`)入荷出来次第twitterなどでお知らせしたいと思います(*゚∀゚)

ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

今回のイリノイのフローライトは、オーナーが昨年末から整理し始めて出てきた個人コレクションに成ります(´・ω・`)
何を隠そうオーナーもイリノイのフローライトの大ファンなのです。十数年の間に展示会で目にしては少しづつ集めたお宝標本を今回ご紹介させて頂きました(´・ω・`)

さてさて、今年は年明けから雪が多いく、例年に比べて雪かきの回数が多かったです(´・ω・`)オーナーは雪が降ればお店周りや駐車場周り、ご近所周りの雪かきと大変です(-_-;)なのでここ数日の暖かい陽気にほっとしている様子でした(*゚∀゚)

オーナーは既に今年の仕入れの予定を立てています。また入荷次第ブログやtwitterでお知らせしたいと思います(*゚∀゚)
それでは、今年もメルク*リリをどうぞよろしくお願い申し上げます(´・ω・`)


・今回の参考文献・

□ILLINOIS STATE GEOLOGICAL SURVEY
http://isgs.illinois.edu/outreach/geology-resources/fluorite-illinois-state-mineral

「蛍石(ほたるいし)/Fluorite(フローライト)」のご紹介(´・ω・`)

いつもお世話に成って居ります(。・ω・)Web担当の荻久保です。
8月も末に成りまして、日は段々と短くなり、季節は少しづつ秋めいて来ていますが皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)

今回のブログは、

「蛍石(ほたるいし)/Fluorite(フローライト)」

のご紹介です(。・ω・。)


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蛍石/Fluorite イギリス産 個人蔵
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鉱物情報

□和名:「蛍石(ほたるいし)」
□英名:「Fluorite(フローライト)」

□分類:ハロゲン化鉱物(はろげんかこうぶつ)
□化学組成:CaF2
フッ化カルシウム
□結晶系:等軸晶系(とうじくしょうけい)
・等軸晶系/Cubic or Isometric system
前後軸、左右軸、上下軸の3本の結晶軸の長さが等しく、その3本の結晶軸がお互い90°に交わるもの。
a1=a2=a3 ・ α=β=γ=90°
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□劈開(へきかい):四方向に完全
□断口:平らな貝殻状
□条痕:白色
□色:無色、紫色(濃淡)、緑色(濃淡)、青色、黄色、橙色、褐色、ピンク色など各種。
□モース硬度:4
□比重:3.18
□屈折率:1.43
□主な産地:アメリカ合衆国、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、チェコスロバキア、ポーランド、スイス、ナミビア、中国、日本

 

様々な色と等軸晶系の美しい結晶の形が特徴的な「蛍石(ほたるいし)/Fluorite(フローライト)」。
フッ素とカルシウムから出来ているこの鉱物は、含まれる「フッ素」により、紫外線を当てると鮮やかな紫色に輝きます。
この特性を「蛍光作用(けいこうさよう)/Fluorescence(フルオレッセンス)」と言います(´・ω・`)
※全ての蛍石が蛍光を示すわけでは有りません。
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蛍石/Fluorite イギリス産 個人蔵
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また、等軸晶系と言う結晶系と完全な劈開を有するので、画像のように「八面体の結晶」を観察することが出来ます(*゚∀゚)
※こちらはその特性を利用して、八面体に割られた標本です。
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蛍石/Fluorite アメリカ合衆国 イリノイ州 産 個人蔵
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ピンクフローライトの結晶。こちらは、天然の八面体の結晶の標本です。
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蛍石/Fluorite 内モンゴル産 個人蔵
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ピンク色が美しいメキシコ産のピンクフローライトの結晶。
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蛍石/Fluorite メキシコ産 個人蔵
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いくつもの色が特徴的なインド産のフローライト。丸玉等にも加工されています。
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蛍石/Fluorite インド産 個人蔵
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大振りな中国産のフローライト。
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蛍石/Fluorite インド産 個人蔵
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フローライトは、溶鉱炉の溶剤として使用されるほか、カメラのレンズとしも使用されています。カメラレンズに使用されている蛍石は、人工的に再結晶させた蛍石を使用しています。

 

こちらは蛍石がオパール化した「テファニーストーン」です。蛍石のほか「苦灰石(くかいせき)」、「石英(せきえい)」、「ベリリウム」、「方解石(ほうかいせき)」、「マンガン」などが混ざり合いオパール化したものに成ります。
アメリカ合衆国はユタ州のブラッシュ・ウィルマン鉱山でのみ産出され、宝飾品で有名なテファニー社がステンドグラスで制作したランプシェードに似ている事から「テファニーストーン」と呼ばれています。
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ティファニーストーン/Tiffany Stone アメリカ合衆国 ユタ州産 個人蔵
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以上、「蛍石(ほたるいし)/Fluorite(フローライト)」のご紹介でした(´・ω・`)


 

□上田地域の鉱物、岩石、化石

長野県上田市は上田原に在ります「上田創造館」(*゚∀゚)
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こちらで昨年から常設展示されるように成りました「上田地域の鉱物、岩石、化石」の展示室にオーナーと突撃してまいりました(*゚∀゚)

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天狗石や蛇骨石など、上田地域の特色である様々な鉱物や岩石を間近で観察することが出来ました。
その成因や地層の特徴なども事細かに解説されていて大変勉強に成りました(*゚∀゚)
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上田地域の奇石「焼き餅石」や「玄能石」を全国に紹介した伝説の鉱物博士「保科 百助 先生(1868~1911)」の展示もありました(*゚∀゚)
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入場無料ですので、お近くに来た折は是非足を運んでみてください(*゚∀゚)

上田創造館
http://www.area.ueda.nagano.jp/sozokan/


□今月のメルク*リリ

先月のブログでオーナーの家庭菜園で爆誕した双子のナスをご紹介しましたが、今月はなんと「キュウリの親子??」が爆誕していましたよ(´・ω・`)
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・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□不思議で美しい石の図鑑・山田 英春 著/創元社

□Wikipedia 蛍石
https://ja.wikipedia.org/wiki/蛍石

□Canon 蛍石 レンズ
http://cweb.canon.jp/ef/l-lens-j/technology/fluorite.html