アイスクリスタル・蝕像(しょくぞう)水晶のご紹介です(´・ω・`)

産地:インド クル地区 永久凍土の下から出てきました。

今回はこちらの「アイスクリスタル・蝕像(しょくぞう)水晶」のご紹介です(´・ω・`)

こちらの「アイスクリスタル・蝕像(しょくぞう)水晶」は、北インドはクル地区の永久凍土の下から産出した水晶になります(´・ω・`)

※永久凍土:https://ja.wikipedia.org/wiki/永久凍土

この「蝕像水晶」というのは、通常の水晶とは異なり、ギザギザとした不思議な形をしています。これは地層の中の水晶が、同じく地中のマグマが冷えることによって発生した「フッ化水素」の影響で溶けた状態の水晶のことです(´・ω・`)

この場合の「溶ける(腐食)反応」は、熱で溶けるのとは異なり、水晶の結晶状態の珪素がフッ化水素によって取り出されるので、結晶が育った層が順に取り除かれているような状態になっているのだと思います(´・ω・`)

またこの産地の水晶は、もともと「方解石(ほうかいせき)・Calsite(カルサイト)」や「角閃石(かくせんせき)/Amphibole(アンフィボール)」と合わさっていたようで、それらがフッ化水素」と「水晶(二酸化ケイ素)」とが反応して生成された強酸の「ヘキサフルオロケイ酸(珪弗化水素酸)」によって溶けてなくなることでこの様な形になっていると思われます(´・ω・`)

ペンライトで照らした様子です(´・ω・`)まるで氷のような表情です(´・ω・`)
永久凍土の下から出てきたと思うと「アイスクリスタル」という名前がピッタリです(´・ω・`)

こちらは小さめの「アイスクリスタル」ですが、大きな凹みがあったので「ねりけし」をつめて形を取ってみました(´・ω・`) 尖った形がポコンと取れましたが、、これはもしかしたら、、、、

こちらの画像は「方解石(ほうかいせき)・Calsite(カルサイト)」の「犬牙状結晶(けんがじょう)」という結晶です。先程の「ねりけし」で取った形とよく似ているので、もしかしたら「方解石・Calsite」が入り込んでいた跡かもしれませんね(´・ω・`)

他にも何やら黒い被膜が付いていたのですが、こちらは「酸化鉄(さんかてつ)」のようでした(´・ω・`)この水晶が取れた場所は鉄分が多いようで赤い被膜の付いた水晶も多く産出するようです(´・ω・`)

地殻の中で出来た水晶は、結晶になった環境や、その後の地殻変動の影響さまざまな形に変わります(´・ω・`)鉱物標本として私達の手元に来た水晶には、何千年、何万年の地中の記録が刻まれているのかもしれませんね(´・ω・`)ただただ、地球すごすぎぃ!!(´・ω・`)

以上,アイスクリスタル・蝕像(しょくぞう)水晶のご紹介でした(´・ω・`)


ー 最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

今回ご紹介しました大き方の「アイスクリスタル」はお店で販売していますので機会がありましたら是非ご覧ください( ^ω^ )

さて、今年は2021年ということで、2011年からmelc*lilliを始めて10年目となりました( ^ω^ )これからも変わらず「地球ってすごい!!」と思えるような鉱物をお届けしていきたいと思いますのでどうぞお楽しみに( ^ω^ )


今回の参考文献

https://ja.wikipedia.org/wiki/フッ化水素
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘキサフルオロケイ酸
倉敷市立自然博物館:気成作用 
楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社
https://ja.wikipedia.org/wiki/石英

人工水晶のご紹介です(´・ω・`)

お世話になっております(´・ω・`) 梅の花も満開となり春を感じる今日此の頃みなさまいかがお過ごしでしょうか(・∀・)
web担荻久保です(*゚∀゚)

今回のブログは、「人工水晶」のご紹介です(・∀・)ノシ

地球から産出するさまざまな鉱物は、私達の日常生活を支える貴重な資源として活用されています(・∀・)
鉱物標本で有名な水晶も、私達が何気なく使用している電化製品の重要な電子部品に使用されています。

一番身近な例ですと時計の種類の一つである「クォーツ時計」は、その名の通り水晶が使われている時計に成ります。
クオーツ時計の心臓部には、「水晶の特性(電圧を加えると一秒間に32,768回振動する)」を活用した電子部品「水晶振動子」が使われています。この「水晶振動子」の中に小さな小さな水晶の欠片が入っています。

電子部品の材料となるためには、安定した供給量とクオリティーが確保されなければなりません、そのために作り出されたのが、「人工水晶」になります。

こちらが実物の人工水晶の画像になります。

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人工水晶
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水晶は地球内部で高温高圧の中、数千年から数億年くらいの時間をかけて結晶しますが、人工水晶は工業化された生産ラインで数ヶ月で作り出されます(*゚∀゚)

人工水晶の材料は、「天然の水晶の欠片」と、「タネ板」と呼ばれる厚さ1mmの人工水晶の板になります。

4階建てビルほどもある大きさの円筒状の炉に、材料となる「天然の水晶の欠片」を入れ、そこに「タネ板」を吊るすように配置し、アルカリ溶液で満たし、全体に加熱と加圧を行います。 先に入れた天然水晶の部分を高温にし溶かすことで筒内を溶けた水晶がぐるぐるとまわり、タネ板に新たな水晶である「人工水晶」が成長していきます。小さなもので2ヶ月、大きいものだと6ヶ月くらいかかるそうです。

画像のものは多分1ヶ月くらのものだと思います(*゚∀゚)

タネ板を固定している針金が出ているところ
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人工水晶
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うっすらとタネ板が見えますです(*゚∀゚)
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人工水晶
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こちらは細いタイプの人工水晶です(・∀・)
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人工水晶
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タネ板を固定した針金のところ(*゚∀゚)
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人工水晶
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内部にうっすらタネ板が見えます(・∀・)
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人工水晶
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分かりづらいので色つけてみました(・∀・)よけい分かりづらかったらごめんなさい(・∀・)
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人工水晶
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天然の水晶ももちろん大好きですが、人工水晶は人類の執念といいますか、ロマンがそのまま形になっている様でたまらなく好きでございます(・∀・)

水晶振動子の大手メーカー様の日本電波工業株式会社様のHP内にあります「水晶世界の新発見」のページに、人工水晶が出来るまでの動画が見れますですよ(・∀・)
日本電波工業株式会社

以上、人工水晶のご紹介でした(´・ω・`)

ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

先月オーナーのお母様が入院しまして、オーナーは病院にお店にと大忙しでした(´・ω・`)

オーナー「母は大分復活してきましたので、ようやく普通に予約を入れていこうと思います。ご心配して頂きました皆様、どうもありがとうございました。」

それでは、また次回のブログにて( ^ω^ )

「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介2

お世話になっております。Web担当の荻久保です(´・ω・`)

今回のブログは、前回に引き続き「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介です(´・ω・`)

前回のブログで、鉱物の「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」をご紹介しましたが、今回は、天然石ビーズで「グルーンルチル」や「シルバールチル」、「ブラックルチル」と呼ばれているものに付いてのご紹介です。


こちらはブラジル産の「ルチル入り煙水晶」の画像です。
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ルチル入り煙水晶 ブラジル産
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見た目普通の「ルチル入り煙水晶」ですが、裏面を見てみると(´・ω・`)

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ルチル入り煙水晶 ブラジル産
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ぱっと見ると銀色の金属光沢のように見えます(^_^;) ですが、よくよく見てみると、ルチルの赤い針状結晶の周りにうっすら空間があり、その部分の光の反射具合で銀色っぽく見えていることが分かります(´・ω・`) この様なタイプのルチルが、天然石ビーズになると「シルバールチル」と呼ばれていたりします。そう見えるというだけで本当に銀が内包されているわけではありません。

同じように貴金属のプラチナの名前を付けられた「プラチナルチル」が在りますが、こちらはルチルと同じ組成「二酸化チタンTiO2」の鉱物「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」が、水晶に内包された状態で温度が上がり、それによってルチルへ変化したものに成ります。ですので貴金属のプラチナが入っているわけでは有りません(^_^;)

次はこちらの画像をご覧下さい(´・ω・`)
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水晶 山梨県産
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水晶の結晶の中に、緑色の針状結晶が確認出来ます(´・ω・`)

接写です(´・ω・`)
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水晶 山梨県産
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こちらは、「苦土電気石(くどでんきいし)/Dravite(ドラバイト)」というマグネシウムを含むトルマリンに成ります(´・ω・`)
見た目が緑色をしていて針状の結晶なので、天然石ビーズでは「グリーンルチル」と呼ばれていたりしますが、ルチルではないです。

他にも、水晶内包された「透緑閃石(とうりょくせんせき)/Tremolite-actinolite(トレモライト-アクチノライト)」や「緑簾石(りょくれんせき)/Epidote(エピドート)」が「グリーンルチル」と呼ばれたりしていますがルチルとは異なる鉱物です(´・ω・`)

また、ブラックルチルと呼ばれているものの大半は「鉄電気石(てつでんきいし)/Schorl(ショール)」だったりします(^_^;)

天然石ビーズの名前は、鉱物としての名前ではなく、インパクトが在ったり、商品として興味を持ちやすくする為の名前が付けられたりしているようです。


「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」の「多形(たけい)」

プラチナルチルの所でルチルと同じ組成の二酸化チタンTiO2で出来ている「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」に触れましたが、ここで少しく詳しくご紹介します(´・ω・`)

同じ「成分(組成)」で出来ているのに「結晶の形が異なる」鉱物が在ります。

有名な所ですと、

「ダイアモンド」と「石墨(せきぼく)」=共に、炭素を組成とする鉱物。

「方解石(カルサイト)」と「あられいし(アラゴナイト)」=共に、カルシウムの炭酸塩を組成とする鉱物。

「藍晶石(カイヤナイト)」と「紅柱石(アンダリュサイト)」と「珪線石(シリマナイト)」=共に、アルミニウム珪酸塩を組成とする鉱物。

など、同じ成分で出来ていますが、「結晶する時の環境の違い(温度や圧力、PH等)」により、異なる結晶の形を表す鉱物同士を「多形(たけい)」と呼びます。

 

今回ご紹介している「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」にも同じ成分の「二酸化チタンTiO2」で出来ているのに結晶の形が異なる「多形(たけい)」の鉱物が二種類在ります。

その1つが先程名前の上がった「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」に成ります。
色は「「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」とよく似ていますが、結晶がその名の通り板状になっています(=゚ω゚)
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「板チタン石/Brookite(ブルッカイト)」 パキスタン産
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そしてもう一つが、「鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース)」に成ります。色は深い青色で、ひし形が立体になったような美しい形の結晶が特徴的です。
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鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース) パキスタン産
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水晶に内包された「鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース)」
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鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテース) 山梨県産
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以上、ルチルのご紹介でした(´・ω・`)


□今月のメルク*リリ

8月も末に成りまして、夜になるとコオロギなどの虫の声が良く聞こえるように成り、秋の近づきを感じるこの頃ですが、
メルクリリオーナーの家庭菜園トマトは夏の終わりを感じさせない絶賛もりもり大豊作状態にございます(´・ω・`)

オーナーの一言( ゚∀゚)o彡°「トマトリコピンでお肌ツルツル!! WEB担当の荻久保くんのおでこもつるつる!!」

季節の変わり目で気温の変化が大きくなる時期ですが、皆様健康には気を付けて、どうぞご自愛ください(´・ω・`)

それでは、また次回のブログで(´・ω・`)ノシ


・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 金紅石 https://ja.wikipedia.org/wiki/金紅石

□Wikipedia 板チタン石  https://ja.wikipedia.org/wiki/板チタン石

□Wikipedia 鋭錐石  https://ja.wikipedia.org/wiki/鋭錐石

□Wikipedia 多形  https://ja.wikipedia.org/wiki/多形

「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介(´・ω・`)

お世話になっております。Web担当の荻久保です(´・ω・`)

今回のブログは、ルチルの名前でおなじみの「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」のご紹介です(´・ω・`)

天然石ビーズの水晶玉などで、ルチル入りという金色の針状結晶のものをよく見かけますが、色によってゴールデンルチル、レッドルチル、ブラックルチル、グリーンルチル等さまざまな呼び名で呼ばれていますが一体どんな鉱物なのでしょうか?(´・ω・`)

今回のブログは、「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」について、数回に分けてご紹介していきたいと思います(´・ω・`)

 

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ルリル入り水晶(レムリアンシード) ブラジル産
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「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」は、「二酸化チタン(チタンと酸素の化合物)」の鉱物です。

上記の画像は、ブラジル産の「水晶(レムリアンシード)」に内包されている状態の「金紅石/Rutile」です。天然石ビーズなどで「ゴールデンルチル」という商品名で出ているものもこういった状態で産出しています。

鉱物情報

□和名:「金紅石(きんこうせき)」
□英名:「Rutile(ルチル)」
□分類:酸化鉱物(さんかこうぶつ)
□化学組成: TiO2
□結晶系:正方晶系(せいほうしょうけい)
□劈開(へきかい):二方向に明瞭
□条痕:淡褐色
□色:赤褐色、褐色、黒色
□モース硬度:6~6.5
□比重:4.20
□屈折率:2.616~2.903
□主な産地:ブラジル、マダガスカル、オーストラリア など


 

金紅石/Rutile」の結晶は針状結晶の他に、下記の画像のような柱状の形のものも観察出来ます。img
水晶上に付着している「金紅石/Rutile」の結晶 (水晶はゴールデンアゼツ) アメリカ ノースカロライナ州 産
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水晶上に付着しているルチルの結晶 (水晶はゴールデンアゼツ) アメリカ ノースカロライナ州 産
・高画質の別窓での表示はこちら接写(´・ω・`)※こちらの産地の水晶は、稀に「金紅石/Rutile」の他に「鋭錐石(えいすいせき)/Anatase(アナテーゼ)」が付着している物があります。

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水晶上に付着しているルチルの結晶 (水晶はゴールデンアゼツ) アメリカ ノースカロライナ州 産
・高画質の別窓での表示はこちらさらに接写(´ΦωΦ`)

 

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ルチルの針状結晶 (太陽ルチル) ブラジル産
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こちらは「太陽ルチル」の名前で有名な、「金紅石/Rutile」の針状結晶です。結晶の状態「双晶(そうしょう)」に成っていて放射状に広がって見えます。
余談ですが、ルビーやサファイアなどに見られる「スタールビー」や「スターサファイア」は、この細く規則的に交差したルチルの結晶が内包されている事によって起こります(´・ω・`)

さて、ここまでご紹介しました「金紅石/Rutile」が鉱物のなかのでのルチルに成ります。天然石ビーズなどで見られるブラックルチルやグリーンルチル、はたまたプラチナルチルなど様々な名前で昨今呼ばれていますが、これらはあくまで商品名であって「金紅石/Rutile」の様な鉱物名ではないです(^_^;)

そのあたりを次回のブログでご紹介していきたいと思います(´・ω・`)


□今月のメルク*リリ
今年の夏は、暑かったり寒かったりと温度変化が激しい日が続いています(´・ω・`)
そんな中オーナーは、お店のブレスレットが絶賛品薄状態なので、せっせと制作しつつ、謎の大豊作状態の家庭菜園トマトを収穫しつつ、庭の草取りしつつと動き回っています(´・ω・`)

今回ご紹介しました、「ルチル入り水晶(レムリアンシード)」は、小粒のものでしたらお店に在庫がございますので、機会がありましたら是非ご覧ください(´・ω・`)

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ルリル入り水晶(レムリアンシード) ブラジル産
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・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 金紅石 https://ja.wikipedia.org/wiki/金紅石

□Wikipedia 晶癖  https://ja.wikipedia.org/wiki/晶癖

□Wikipedia 双晶  https://ja.wikipedia.org/wiki/双晶

ルビーとサファイアのご紹介(。・ω・。)

いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。
紅葉もすっかり終わり、山は落葉を終えた木々の枝がいよいよ目立つ様に成って参りました昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)

今回のブログは、宝石としても有名な「ルビーとサファイア」の
「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」

のご紹介です(。・ω・。)


赤い宝石の代表格とも言える7月の誕生石「ルビー」と、深い青が印象的な9月の誕生石「サファイア」。全く別の鉱物の様ですが、実は「ルビー」と「サファイア」は両方とも「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」と言う鉱物に成ります(。・ω・。)


-「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」の「ルビー」-

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ルビー原石 インド産  個人蔵
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鉱物情報

□和名:紅玉
□英名:Ruby(ルビー) :ラテン語の「赤色 Ruber」に因む
□分類:酸化鉱物(さんかこうぶつ)
□化学組成:Al2O3
酸化アルミニウム
□結晶系:六方晶系(三方晶系)
□劈開(へきかい):無し、底面および菱面体方向に裂開
□断口(割れた状態):貝殻状
□条痕:無色
□色:主な色 赤色
□モース硬度:9
□比重:3.99~4.05
□屈折率:1.76~1.77
□複屈折率:0,008
□主な産地:ミャンマー、タイ、アフガニスタン、パキスタン、ベトナム、インド、ノースカロライナ州(アメリカ合衆国)、ロシア、オーストラリア、ノルウェー、他


-「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」の「サファイア」-

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サファイア原石 ミャンマー産  お店の商品
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鉱物情報

□和名:青玉
□英名:Sapphire(サファイア) :ラテン語の「青色 Sapphirus」に因む
もともとはサンスクリット語「Sauriratan」がその始めとする説もある。
□分類:酸化鉱物(さんかこうぶつ)
□化学組成:Al2O3
酸化アルミニウム
□結晶系:六方晶系(三方晶系)
□劈開(へきかい):無し、底面および菱面体方向に裂開
□断口(割れた状態):貝殻状
□条痕:無色
□色:主な色 無色、青色、緑色、黄色、紫色、黄金色、ピンク色、褐色
□モース硬度:9
□比重:3.99~4.05
□屈折率:1.76~1.77
□複屈折率:0,008
□主な産地:ミャンマー、スリランカ、、インド、タイ、オーストラリア、ナイジェリア、モンタナ州(アメリカ合衆国)、ロシア、カンボジア、ブラジル、ケニア、マラウイ、コロンビア、他


「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」は元々は「酸化アルミニウムAl2O3 アルミナ」の鉱物で無色すが、含まれる成分の違いによって様々な色のバリエーションが現れます。
「クロム Cr」を含む事で「赤色」に、「鉄 Fe」や「チタン Ti」を含む事で「青色」に変化します。主に赤色のものを「ルビー」と呼び、それ以外のものは全て「サファイア」と呼びます(ピンクサファイア、グリーンサファイア、イエローサファイアなど)。

「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」の希少性は、その産出の少なさにあります。コランダムの成分「酸化アルミニウム」自体は、地中ではとてもありふれた成分ですが、同じ地中に豊富に存在する「酸素 O」 と「ケイ素 Si」と結びついて「珪酸アルミニウムの鉱物(藍晶石、紅柱石、珪線石)」に成ってしまう為です。

そして、大きな特徴として、ダイアモンドの次に固い「モース硬度9」の強度を持ちます。

コランダムは古くから人工結晶の研究がされていました。1904年フランスのオーギュスト・ヴェルヌイユ博士の発明した「火炎熔解法(ベルヌーイ法)」により天然石と同一のものが作られる様に成りました。その後様々な生成方法が確率され安定供給される様に成り、現在では研磨剤や工業製品の部品として使用される様に成りました(´・ω・`) 近年では、信州大学の大石修治教授のグループによる「フラックス法」で作られた、世界初の美しい六方両錐の結晶がニュースに成りました。


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ルビー原石 インド産  個人蔵
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ルビー結晶は、画像の様な「六角卓上結晶」の他、六角柱状結晶、礫状(れきじょう)で産出します(´・ω・`)

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ルビー原石 インド産  個人蔵
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重なって見える三角形の段々は、ルビー結晶の成長したあとに成ります(´・ω・`)

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ルビーinゾイサイト タンザニア産  お店の商品
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サファイア原石  マダガスカル産  個人蔵
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サファイアに見られる結晶系に一つ「樽形結晶(たるがたけっしょう)」。


・いろいろなルビーの磨き石・

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ルビーinフクサイト  インド産  お店の商品
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「クロム白雲母(しろうんも)/Fuchsite(フクサイト)」とルビーが混在しているタンブルタイプの磨き石です。ルビーの六角柱状の結晶形が良く観察出来ます。

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ルビーinフェルドスパー  インド産  お店の商品
「長石(ちょうせき)/feldspar(フェルドスパー)」とルビーが混在している磨き石です。
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ルビー タンブル  産地不明  お店の商品
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ルビー タンブル  インド産  お店の商品
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ルビーinカイヤナイト タンブル  インド産  個人像
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以前ブログでご紹介しました「藍晶石(らんしょうせき)/Kyanite(カイヤナイト)」とルビーが混在しているタンブルタイプの磨き石です。

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スピネルinグラナイト 丸玉  インド産  お店の商品
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海外業者さんで「ルビーの丸玉」で出ていた磨き石ですが、実際は「花崗岩を母岩としたスピネル」の磨き石でした。


・宝石のルビーとサファイア・

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ルビーとサファイアの「ルース(裸石)」 個人蔵
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・星を宿した宝石・

ルビーやサファイヤの結晶の中には、「金紅石(きんこうせき)/Rutile(ルチル)」の針状結晶を内包しているものがあり、その作用によって光を当てると六条の光の線が現れる「スター(星彩)効果/Asterism(アステリズム)」の特性を持つものもあります。

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スタールビーの「ルース(裸石)」 個人蔵
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光を動かしながら当てると六条の星が動きます。

以上、「綱玉(こうぎょく)/Corundum(コランダム)」のご紹介でした(´・ω・`)
今回ご紹介しました磨き石で、お店の商品と書いて在るものはお店で販売していますので、機会がありましたら是非見てみて下さい(。・ω・。)


ー最近のメルク*リリ(^ω^≡^ω^)ー

ここ最近オーナーは、原石の鉱物標本の品出しを沢山しています。「レムリアンシードのファントム」や「雷水晶」、「トライゴニック水晶(蝕像)」、「ティファニーストーン」、「アフリカンジェード」、「アリゾナ産アズライト」、「アポフィライト」、「エピドット入り水晶」、「ムーンストーン(大きめのタンブル)」、「シェブロンアメジスト(丸玉)」、「セレスタイン(小粒原石)」、「インディゴライト」、「スターガーネット(丸玉)」、「ジャカレー」、「メタモルフォーセス(白、グリーン、黒)」、「レピドライトトルマリン」、「エメラルド(丸玉)」、などなど新しく出ていますのでどうぞお楽しみ(^ω^≡^ω^)

それでは、また次回のブログもどうぞお楽しみに( ゚∀゚)o彡°


・今回の参考文献・

□楽しい鉱物図鑑1・堀 秀道 著/草思社

□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会

□新訂 宝石学必携・近山 晶 著/全国宝石学協会

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia コランダム
https://ja.wikipedia.org/wiki/コランダム

□Wikipedia ルビー
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルビー

□Wikipedia サファイア
https://ja.wikipedia.org/wiki/サファイア

□Wikipedia スター効果
https://ja.wikipedia.org/wiki/スター効果

□Wikipedia Auguste Victor Louis Verneuil
https://en.wikipedia.org/wiki/Auguste_Victor_Louis_Verneuil

□Wikipedia ベルヌーイ法
https://ja.wikipedia.org/wiki/ベルヌーイ法

水晶の中の不思議・「負晶(ふしょう)と水入り水晶」(。・ω・。)

いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。
記録的な猛暑日が続いていたと思いきや、今度は8月最低気温を記録し、目まぐるしい季節の変わり目の昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか(。・ω・。)

今回のブログは、水晶(すいしょう)・石英(せきえい)/Rock Crystal(ロッククリスタル)・Quarts(クォーツ)」の中に見られる不思議な

「負晶(ふしょう)と水入り水晶」

のご紹介です(。・ω・。)

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水晶/Rock Crystal(Quartz) 日本産 個人蔵
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鉱物情報

-水晶(すいしょう)・石英(せきえい)/Rock Crystal(ロッククリスタル)・Quarts(クォーツ)-

□和名:水晶(すいしょう)・石英(せきえい)
□英名:Rock Crystal(ロッククリスタル)・Quarts(クォーツ)
□分類:酸化鉱物
□化学組成:SiO2 二酸化珪素(にさんかけいそ)
□結晶系:低温型・三方晶系
高温型・六方晶系
□劈開(へきかい):無し
□断口(割れた状態):貝殻状
□条痕:白色
□色:無色、黄色、褐色、黒褐色、ピンク色、紫色、、乳白色 他
□モース硬度:7
□比重:2.65(ほぼ一定)
□屈折率:1.54~1.55
□複屈折率:0,009
□産状:世界各地で産出する。主要産地はブラジル、良質の結晶は、スイス、フランスのアルプス地方、マダガスカル、ロシア、アメリカ合衆国などで産出する。


鉱物の代表とも言える「水晶」は、その元と成る「珪素(けいそ)」と「酸素(さんそ)」が地球の地殻に非常に多く含まれている為、地球上のあらゆる所で産出し様々な色や状態のものが産出します。

色の種類では「紫水晶/アメシスト」や「煙水晶/スモーキークォーツ」、「黄水晶/シトリン」、「紅水晶/ローズクォーツ」など。
内包物に他の鉱物を含む「ルチルクォーツ」や「ガーデンクォーツ」など様々な色や状態のものが非常に多く観察することが出来ます。

今回ご紹介するのは、それとは少し違った水晶の不思議な表情「負晶(ふしょう)」と「水入り水晶」のご紹介です(。・ω・。)


ー水晶の中に水晶??不思議な「負晶(ふしょう)」ー

下の画像をご覧下さい。透明な水晶の単結晶ですが、中に何やらもう一つ小さな結晶の形が見えます(´・ω・`)
img 水晶/Rock Crystal(Quartz) 日本産 個人蔵
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拡大した画像に成ります。上下がつんと尖っており「両錘(りょうすい)」の結晶の形をしています(。・ω・。)
img 水晶/Rock Crystal(Quartz) 日本産 個人蔵
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これは、「負晶(ふしょう)」または「虚晶(きょしょう)」、英語では「Negative Crystal/ネガティブクリスタル」と言います。
「何らかのガス(炭酸ガスなど)」が、結晶が成長する時に閉じ込められこのような形に成ります(。・ω・。)


ー気泡が動く!!水入り水晶ー

さて、こちらの水晶、一見普通の水晶のようですがアップで見てみると、、、
img 水晶/Rock Crystal(Quartz) 日本産 個人蔵
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先端の部分に丸い気泡が確認できます(。・ω・。)
img 水晶/Rock Crystal(Quartz) 日本産 個人蔵
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気泡から目を離さずに水晶を傾けてみると、下の様に気泡がぽこぽこ動くのが確認出来ます(。・ω・。)これは中に水が入っている証拠に成ります(*゚∀゚)
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水晶/Rock Crystal(Quartz) 日本産 個人蔵

なぜ水が入るのかと言いますと、水晶は、地殻の中で多くのケイ素を含んだ水が、高い温度と圧力の中、長い時間を掛けてゆっくりと結晶に成っていきます。この長い時間の中、温度が下がった熱水から「炭酸ガス」等が分離して泡となり、その空洞に水分が取り込まれて「水入り水晶」や先にご紹介した「負晶」の様な結晶に成ります。

含まれる水は、純粋な「水 H2O」ではなく、ケイ素を含んだ水でミネラルウォーターのようなものだそうです。
水晶が出来た熱水の名残りを目の当たりにしていると思うと胸が熱くなりますな(*゚∀゚)

以上、「水晶の中の不思議・「負晶(ふしょう)と水入り水晶」のご紹介でした(´・ω・`)


ー最近の「melc*lilli(メルク*リリ)」(^ω^≡^ω^)ー

暑い夏を通り越し、秋を感じさせる少し肌寒い風を感じる様になってきました。
オーナー(^ω^≡^ω^)は元気に品出しと天然石ビーズの制作に精を出しています(´・ω・`)
ちなみに、このオーナー、鉱物オタク歴はもう20年以上で、小生も分からない事は教えて貰っています。
鉱物の事で何か疑問があれば、お店にお越しの折に聞いてみるといろいろ分かりやすく説明してくれます(*゚∀゚)

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「melc*lilli(メルク*リリ)」夏の一コマ。お店から虹が見えましたよ(´・ω・`)

それでは、次回のブログもどうぞお楽しみに(´・ω・`)

でわでわ(。・ω・。)


□楽しい鉱物図鑑・堀 秀道 著/草思社

□堀 秀道の水晶の本・堀 秀道 著/草思社

□新訂 宝石その美と化学・近山 晶 著/全国宝石学協会

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 石英
https://ja.wikipedia.org/wiki/石英

「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」のご紹介。

いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。
ゴールデンウィーク直前の4月最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のブログは

「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」

のご紹介です(´・ω・`)

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縞瑪瑙・Banded agateブラジル産
個人蔵

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「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」とは、読んで字のごとく、縞模様の「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」のことです。

「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」とは、水晶と同じ「成分(ケイ素と酸素)で出来ている鉱物です。でも、「一般的な水晶に見られる様なキラリと光る結晶も無いのにホントに同じ成分で出来ているの?」と思われるかも知れません。実はその見た目の違いが、同じ成分でも分類が異なる一番の理由なんです。

目に見える鋭い結晶が無い様に見えますが、その中にはとても小さな結晶が沢山詰まっています。これは「潜晶質(せんしょうしつ)/Cryptocrystal-line」と言います。その為、半透明状となり、塊状に成って産出します。

鉱物学的には「玉髄(ぎょくずい)族」ですが、これが更に二つに分かれます。

色が比較的均一なものが、「玉髄(ぎょくずい)/Chalcedony(カルセドニー)」

しま模様を表す美しいものを、「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」

と言います。宝石業界では、両方いっしょにし、一般の「めのう/アゲート」と呼んでいます。


鉱物情報

-瑪瑙 / Agate-

□和名:瑪瑙(めのう)
□洋名:Agate(アゲート)
□分類:酸化鉱物
□化学組成:SiO2 二酸化ケイ素
□結晶系:六方晶系(潜晶質)
□劈開(へきかい):無し
□条痕:無色、白色など
□色:白色,灰色,青色,赤色,黄色,褐色,黒色 多数
□モース硬度:7
□比重:平均2.60
□主な産地:ブラジル、ウルグアイ、インド、アメリカ各州
南アフリカ、ナミビア、その他世界各国


今回は、そんな「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」の中でも、様々な色合いや模様が美しい「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」の写真を紹介いたします。

 

冒頭の「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」の接写画像です。
重なる模様の部分はとても細く、様々な色が有ることが分かります。この色は、含まれる不純物によるものです。
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縞瑪瑙・Banded agateブラジル産個人蔵
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こちらは、オーストラリアはクイーンズランド産のものです。濃い赤色の部分は含まれる鉄分によるものです。
まるでローソクの火を思わせる表情です。
縞瑪瑙・Banded agateオーストラリア産
個人蔵

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縞瑪瑙・Banded agateオーストラリア産
個人蔵

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こちらは硬マンガン鋼入りのタイプです。点画の様な「しま模様」は、何だか水木しげるの漫画の背景の様です。
サイロメレーン/メリルナイト メキシコ産
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縞瑪瑙・Banded agate 長野県産
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まるで印象派の絵画の様に見える模様。全くの偶然の産物に、ついつい情景を思い浮かべてしまいます(´・ω・`)
縞瑪瑙・Banded agate インド産
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川流れの紅瑪瑙
縞瑪瑙・Banded agate カーネリアン マダガスカル産
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昨今、鉱物の本は沢山出版されています。そんな中でも、「瑪瑙(めのう)/Agate(アゲート)」に焦点を当てた本も結構あります。
そんな中で、個人的にオススメのものを今回ご紹介します。

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The Fairburn Agate of the Black Hills: 100 Unique Storied Agates
JAMES MAGNUSON and CAROL WOOD 著
アメリカのサウスダコタ州とワイオミング州の堺にあるブラックヒルズで産出する瑪瑙を紹介している写真集です。フルカラーの瑪瑙の写真は見応え充分で、その色合いの多さに驚かされます。
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世界的瑪瑙コレクター「山田英春」氏によるスーパービジュアル図鑑です。とにかく圧巻アンド圧巻アンド圧巻の内容です。
種類の豊富さ、写真の美しさ、ほんにと凄いです。小生はこの本で、「瑪瑙の美の集中砲火」を盛大に浴び昇天してしまいました。
オススメの一冊です(´・ω・`)
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以上、「縞瑪瑙(しまめのう)/ Banded agate(バンデットアゲート)」のご紹介でした。
「瑪瑙(めのう)」関係は種類が豊富なので、またそれぞれご紹介出来たらと思います(´・ω・`)

□最近のmelc*lilli□
4月は休みなしだったオーナーですが、先日やっと時間が出来、お庭の手入れが出来たと喜んでおりました。
今月は後半から連日の夏日で、お庭の雑草は盛大に伸びていた様子で、結構な仕事量だったそうです(^_^;)
本当にお疲れ様でした(´・ω・`)

これから風薫る五月、気付けば山は新緑に包まれています(´・ω・`)皆様どうぞ楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さい(´・ω・`)

それでは、また次回のブログをお楽しみに(´・ω・`)

でわでわ(。・ω・。)


□楽しい鉱物図鑑・堀 秀道 著/草思社

□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会

□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 「メノウ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/メノウ