菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト)

いつもお世話に成って居ります(´・ω・`)Web担当の荻久保です。空は雲高く、田畑は続々と稲刈りを終え、稲干しの風景が広がりすっかり秋の様相と成ってまいりました。

さて、今回のBlogは、綺麗なピンク色が特徴的な
「菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト)」
のご紹介です(´・ω・`)


菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト)
原石 アルゼンチン産 W43xD34xH16 個人蔵
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□鉱物情報□

-菱マンガン鉱/Rhodochrosite-

□和名:菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)
□洋名:Rhodochrosite(ロードクロサイト)
□化学組成:MnCO3 マンガンの炭酸塩
□結晶系:六方晶系(三方に属する)
□条痕:白色
□色:紅色、灰色、褐色
□モース硬度:3.5~4
□劈開:三方向に完全
□比重:3.4~3.6
□主な産地:アルゼンチン、アメリカ(コロラド州)
日本、メキシコ、南アフリカ
日本では、北海道や青森県、岐阜県でも産出する。

「マンガン(Mn)」を起因とするローズピンク色が特徴的な「菱マンガン鉱/Rhodochrosite」。化学組成は、マンガンの炭酸塩で、「方解石(ホウカイセキ)/Calsite(カルサイト)」と「類質同像(るいしつどうぞう)」*1の鉱物に成ります。ですので「方解石/Calsite」同様に炭酸塩鉱物の特徴である複屈折現象*2を示します。

類質同像*1 良く似た化学組成をもつ物質が、同一の結晶構造をとること。
複屈折現象*2 光線が「物質(例として方解石)」を通った時、特定の条件で光が2つに別れる現象。
・例 方解石を本のページに置いた時、文字が二重に見える現象。

通常の産出は、塊状で粒状の外観をしています。そして、同心状の縞模様を示します。稀に非常に美しい単結晶のものが産出されます。
南米アルゼンチンのアンデス山から、美しいローズ色のものが産出する事から、「インカローズ/Inca Rose」の名前でも親しまれています。


□名前の由来□
和名の由来は、「菱面体形状(マッチ箱を斜めにつぶした様な菱形)」の結晶の形が見られるところから。
洋名の由来は、古代ギリシャ語の「薔薇色の石」{「薔薇 / ροδον / rhodon ロドン」、「色 / χρωμα / khroma クローマ」、「石 / λιθος / lithos リトス」}から来ています。




菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト)
原石 北海道産 W31xD23xH169 /mm 個人蔵
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黒または褐色の部分は「鉄閃亜鉛鉱(てつせんあえんこう)/Marmatite(マーマタイト)」または「閃マンガン鉱(せんまんがんこう)/Alabandite(アラバンダイト)」。



菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト)
原石 岐阜県産  個人蔵
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菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト) 拡大画像
原石 岐阜県産  個人蔵 粒状の結晶が確認出来ます。径は1mm程度。
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菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト) さらに拡大画像
原石 岐阜県産  個人蔵  
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さて、ピンク色が美しい「菱マンガン鉱/Rhodochrosite」ですが、その色に加えて縞模様の美しさも注目したいところです。
一番最初に画像を載せました「アルゼンチン産」の標本ですが、底の面が画像の様に平らにカットされています。そのままでも縞模様は確認出来るのですが、もう少し手を加えてこの縞模様をもっと良く観察出来るようにしてみたいと思います( ー`дー´)キリッ

菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)/Rhodochrosite(ロードクロサイト) 
原石菱マンガン鉱 アルゼンチン産  個人蔵  
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今回も、ダイアモンドパシフィック社の「BIG FOOT」を使用して磨いていきます(´・ω・`)


 
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「粗い番手」から徐々に「細かい番手」へ移行していきます。


 
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最後の仕上げに#14000番のダイアモンドコンパウンドを使ってピカピカに磨いきます(・∀・)


 
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研磨面に傷が残ってないか確認し、問題なければ完成です(´・ω・`)

 
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「菱マンガン鉱/Rhodochrosite」
原石 菱マンガン鉱 アルゼンチン産  個人蔵 

研磨完了の画像がこちらに成ります。縞目模様と色のコントラストが観察しやすく成ったと思います(・∀・)
この美しい模様を利用して、宝石としても多く使用されています。ただ、モース硬度が3.5~4と柔らかいので、取り扱いには注意が必要です。


 
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「菱マンガン鉱/Rhodochrosite」のルースを使用したシルバーペンダント。
製作 web担荻久保(´・ω・`)。

様々な特色のある「菱マンガン鉱/Rhodochrosite」のご紹介、如何でしたでしょうか。また面白い標本をご用意出来ましたらご紹介したいと思います(。・ω・。)

□最近のmelc*lilli□
先日オーナーがポッコリの空いた日を利用して、お店の模様替えを決行していました。模様替えした店内は以前と同じ間取りとは思えない程広々とした印象に成り、鉱物やアクセサリー類もピカピカに成っていました。冬に向けての暖房の為の準備も少しづつ進んでおり、季節の移ろいも感じるそんな毎日で御座います。

それではまた、次回のblogをお楽しみに。

でわでわ(。・ω・。)



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

□新訂 宝石学必携 近山 晶 編著/日本宝石学協会

□新訂 宝石  近山 晶 編著/日本宝石学協会

□Wikipedia 菱マンガン鉱
http://ja.wikipedia.org/wiki/菱マンガン鉱



「紅柱石(こうちゅうせき)と珪線石(けいせんせき)」その2

気が付けば8月も今週で終わりという今日此の頃(´・ω・`)皆様いかがお過ごしでしょうか?web担当荻久保です(´・ω・`)
今回のBlogは、前回から引き続き、「藍晶石(らんしょうせき)/Kyanite(カイヤナイト)」と同じ成分で出来ている「同質異像(どうしついぞう)」の鉱物、

「珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)」

のご紹介です(。・ω・。)


珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)
原石 ブラジル産 個人蔵
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□鉱物情報

-珪線石/Sillimanite-

□和名:珪線石(けいせんせき)
□洋名:Sillimanite(シリマナイト)
□化学組成:Al₂SiO₅ アルミニウム珪酸塩
□結晶系:斜方晶系
□条痕:白色
□色:無色、白色、青色、紫色等
□モース硬度:7
□劈開:一方向に完全
□比重:3.2
□主な産地:ミャンマー、スリランカ 
アメリカ、チェコスロバキア
インド、イタリア
日本では、長野県南部や香川県でも産出する。

□名前の由来

和名の「珪線石(けいせんせき)」は、針状結晶が平行に繊維状に成っている所から付けられました。
洋名の「Sillimanite(シリマナイト)」は、アメリカのイエール大学の化学と博物学の初代教授「シリマン教授/Benjamin Silliman 1779~1864」にちなみます。


珪線石、紅柱石、藍晶石の違いの理由

「珪線石/Sillimanite」は先のブログでも繰り返し載せている様に、「藍晶石/Kyanite」や「紅柱石/Andalusite」と同じ「アルミニウム珪酸塩 Al₂SiO₅」の化学組成を持つ「同質異像」の鉱物です。同じ組成なのに何がきっかけで見た目が異なる鉱物に成るのかと言うと、熱や圧力によって岩石が変化する「変成作用」の時の「温度」と「圧力」の違いがきっかけにとなって、それぞれ異なった色や形の鉱物に成ります。

「珪線石/Sillimanite」は、「圧力」が私達が日常生活している大気圧に等しい常圧下で、「温度」は約800度以上の高温で出来ます。

「紅柱石/Andalusite」は、「圧力」は珪線石と同じ常圧下で、「温度」約800度より低い低温側で出来ます。

「藍晶石/Kyanite」は、「圧力」が「約6000気圧以上」と常圧の6000倍以上!!、「温度」は約600度の状態で出来ます。

この様に、温度と圧力によって生成される範囲が決定されているので、その鉱物がある場所がどのくらいの「圧力」と「温度」で変成作用が起こったのかを判断する、一種の「地質温度&圧力計」として見ることが出来ます。


余談ですが、ダイアモンドが生成される時の温度は1000度位、圧力は10万気圧に成ります。

人類が人工的に発生させられる現在の最高温度は、核融合炉の燃料であるプラズマの温度として達成された温度で、なんと「5億2000万度!!」、人工的に発生させられる最大圧力は、大阪大学のレーザーチェンバーで「1000万気圧!!」何だそうです、、( ゚д゚)人類スゲェ!!




宝石としての「珪線石/Sillimanite」

さて「珪線石/Sillimanite」ですが、「紅柱石/Andalusite」や「藍晶石/Kyanite」同様で宝石としても使用されています。宝石の光による特殊効果で「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」というのが在りますが、「珪線石/Sillimanite」はその「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」が良く観察できる宝石の一つに成ります。裸石名として「シリマナイト」の他に「フィブロライト」とも呼ばれています。


珪線石(けいせんせき)/Sillimanite(シリマナイト)
裸石
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ペンライトを当てると、猫の目の様な白い光の線が観察出来ます。これは、「珪線石/Sillimanite」内に密集している平行繊維状の組織によって引き起こされる内部反射によって起こります。


「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」の様子をgifアニメで再現してみました。ペンライトを当てる方向によって光の線が動いているのが観察出来ます。
※パソコンまたはスマートフォンからご覧下さい

今回のまとめ(。・ω・。)

珪線石、紅柱石、藍晶石を3回に分けてご紹介してきました。同じ組成なのに色や形が異なる「同質異像」という性質に、ほんの少しでも興味を持って頂けたら良いなと思います。鉱物は知れば知るほど奥が深く、驚きをと感動を与えてくれますです(。・ω・。)



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

新訂 宝石学必携 近山 晶 編著/日本宝石学協会

□Wikipedia 珪線石
http://ja.wikipedia.org/wiki/珪線石

最近のメルク*リリ(。・ω・。)

植えたスイカが夕顔に成ってしまったオーナーへ、ご愁傷さまのスイカをプレゼントしてから数日後、パソコン仕事でお店へおじゃました時の事。

「いやー先日はいろいろ調べて貰った上にスイカまで差し入れしてくれてありがとう(´・8・`) お茶菓子代わりにスイカどうぞ召し上がって下さい(´・8・`) スッ」


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 「 わ〜 丸くて可愛いスイカ〜 美味しそ〜 ん〜?」

 「コレ 切れてるけど 切れてないですね。 あ 僕ですか? いや キレれてないっすよ(。・ω・。)」

ワハハとお互い笑い、オーナーが果物ナイフで切り分けようとしたので、「いやいやそれくらい自分でやりますよ(。・ω・。)」といってさくさく切り始める。

さくさく切り始めてからの

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コレである、まあ、魔が差したと言いますか、やってみたかったと言いますか、中二病的に言うと「自ら円環の理を断った(。・ω・。)」である。

ドン引きのオーナー、それを尻目に食べ進めるweb担荻久保。見た目よろしくない状態で「やってしまった(^_^;)」と思いながら食べ進めるが、次第に様子が変わって来た。

「甘い!!真ん中甘い!!真ん中全部甘い!!(。・ω・。)」

あまり人前でするのはお勧め出来ませんが、甘さを堪能するにはナイスな食べ方かも知れません。


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最後の一番甘い所は犬の形になっていましいた(。・ω・。)

次回は、可愛らしいピンク色が特徴で「インカローズ」の名前でも有名な「菱マンガン鉱/Rhodochrosite(ロードクロサイト)」をご紹介致します。

でわでわ(。・ω・。)


「紅柱石(こうちゅうせき)と珪線石(けいせんせき)」その1

今年の夏は、冷夏に成ると伺って
居たのですが、ここ最近は連日に
渡る真夏日でへろへろで御座いま
す(´・ω・`)遂には気象庁も、今年
は猛暑となる予報に切り替えた
そうです( ゚д゚)

お世話様です、Web担のオギクボ
です(´・ω・`)

今回のブログは、前回の続きです。
藍晶石と成分は同じなのに、色や
形が異なる「同質異像(どうしつい
ぞう)」の鉱物、

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」と

「珪線石(けいせんせき)/
Sillimanite(シリマナイト)」

のご紹介です(´・ω・`)




先ずは、

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」


のご紹介から(´・ω・`)

一枚目の画像は、「藍晶石/Kyanit
e」の結晶に寄り添う様に出来てい
る「紅柱石/Andalusite」の画像です。

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」
 ブラジル産 
 個人蔵
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「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」
は、アルミニウムの珪酸塩鉱物
で純粋なものは色のない白色の
状態に成りますが、通常は少量
の鉄を含んでいるので赤色を帯
びています。
結晶は柱状で、柱面に垂直な条
線があり、断面は正方形または
菱型に成ります。
不透明な結晶が殆どで、宝石質
の結晶は非常に稀です。
藍晶石や珪線石に比べ、低温低
圧の状況下で安定し生成されま
す。

□鉱物情報
ー紅柱石/Andalusiteー

□和名:紅柱石(こうちゅうせき)
□洋名:Andalusite(アンダリュ
サイト)
・化学組成:Al₂SiO₅
アルミニウム珪酸塩
・結晶系:斜方晶系
・条痕:白色
・色:白色、緑色、灰色、赤色
   茶色 等
・モース硬度:7.5
藍晶石の様な「二硬性」は無い。
・劈開:二方向に完全
・比重:3.16~3.2
・主な産地:
スリランカ、ブラジル、スペイン
カナダ、ロシア、オーストラリア
アメリカ合衆国 など
 



□名前の由来□

和名の「紅柱石(こうちゅうせき)」は
紅色の柱状結晶をなす所から命名さ
れました。
洋名の「Andalusite(アンダリュ
サイト)」は、スペインのアンダ
ルシア地方で発見された事から
名付けられました。


□宝石としての「紅柱石/Andalusite」□

「紅柱石/Andalusite」は多色性が
非常に強く、カットされた裸石を
くるくると回転させて観察して見
ると、黄色、緑色、赤色、と様々
な色を見せてくれます(´・ω・`)
宝石質の結晶は非常に稀です。

□十字模様の「紅柱石/Andalusite」□

「紅柱石/Andalusite」はその柱状結晶
の中に「黒鉛(こくえん)」等の炭質物が
十字状に含まれるものがあり、こちらは

空晶石(くうしょうせき)/
Chiastolite(キャストライト)」

と呼ばれています。
「空晶石/Chiastolite 」
アメリカ合衆国 
カリフォルニア州産
 個人蔵
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「空晶石/Chiastolite 」の磨き石タイプ
のものです。ヨーロッパなどでは、
「クロスストーン」とも呼ばれお守り
にしていたりするそうです(´・ω・`)
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次回は、「珪線石(けいせんせき)/
Sillimanite(シリマナイト)」のご
紹介です(。・ω・。)



最近のメルク*リリ(。・ω・。)

暑い夏が続いております。オーナー
もお店にターフを張り巡らして暑さ
対策に勤しんでおります(´・ω・`)

この天気で店先に植えた野菜もすく
すくと育っているのですが、オーナ
ーが一番楽しみにしていたスイカが
何故か白い花を咲かせ、スイカには
在るまじき実を付け始めたのでよく
よく調べて見たところ、このスイカ
の苗は、接ぎ木で出来ており、その
台木がどうやら夕顔だった様で、繁
殖力の強い夕顔が育ってしまったと
言う事でした( ゚д゚)

台木の夕顔は毒性が強いため食べる
事も出来ません、、、楽しみにして
いたスイカが夕顔と知った時のオー
ナーに、掛ける言葉が見つかりませ
んでした(((( ;゚д゚))))アワワワワ
今度スイカを差し入れしようと思い
ます(^_^;)皆様も、スイカなのに黄色
い花ではなく白い花が出た時は、容
赦なく切ってスイカの芽が育つ様に
しましょう(; ・`ω・´)

でわでわ(´・ω・`)



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 紅柱石br> http://ja.wikipedia.org/wiki/紅柱石

藍晶石(らんしょうせき)/Kyanite(カイヤナイト)のご紹介。

お世話様です(´・ω・`)
web担当の荻久保です。
さて、いよいよ夏至を迎えまして
いよいよ夏らしさを感じる陽気が
多く成って参りました。
気がつけば大きな入道雲がもこも
こと、青い青い空の中にそびえ立
ち「正に夏」と言った様相を拝し
ております。

さて、今回ご紹介する鉱物は、そ
んな夏の青を思わせる鉱物、

「藍晶石(らんしょうせき)/
Kyanite(カイヤナイト)」

のご紹介です(。・ω・。)

「藍晶石(らんしょうせき)/
 Kyanite(カイヤナイト)」
 ブラジル産 
 個人蔵
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「藍晶石(らんしょうせき)/
 Kyanite(カイヤナイト)」
 ブラジル産 
 個人蔵
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宝石として使用される事もあり
同じ藍色でも結晶のグレードに
よって様々な表情を見ることが
出来ます。


□鉱物情報□

ー藍晶石/Kyaniteー
・和名:藍晶石(らんしょうせき)
・洋名:Kyanite(カイヤナイト)
・化学組成:Al₂SiO₅
アルミニウム珪酸塩
・結晶系:三斜晶系
・条痕:白色
・色:青色、緑色、灰色など
・モース硬度:4~7.5
・劈開:完全
・比重:3.53~3.65
・主な産地:  宝石質:ミャンマー
ブラジル、ケニア
ヨーロッパアルプス
漂砂鉱床:インド
 オーストラリア
 ケニア、アメリカ合衆国
※漂砂鉱床-川や海などの水の作用
等によって、他の比重の大きい鉱物
と共に集まって濃縮され出来た層。



□名前の由来□
和名の「藍晶石(らんしょうせき)」は
まさにその美しい藍色から来ています。
洋名の「Kyanite(カヤナイト)」も同じく
色からの命名で、古代ギリシャ語の「青」
「κυανοειδες/キュアノエイデス」
「kyanos/キュアノス」
から来ています。



□藍晶石の特性□

透き通る藍色の美しさが特徴的な
「藍晶石/Kyanite」。層状に重なって
見えるこの結晶は、方向によって硬さ
の異なる「硬度の異方性」と言う特性
を持っています。

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画像は、藍晶石の劈開面のアップに成り
ます。この劈開面上で、柱状結晶の方向
に平行な「画像の矢印A方向」にそって
ナイフを入れると簡単に傷が付きます。

変わって、垂直方向の「画像の矢印B方向」
の方向にナイフを入れてみると全くナイフ
で傷が付きません。

この差はかなり顕著で、傷が付く方向の場合
ナイフの刃を押し当てただけで「ミリミリッ」
と割れていくのが分かります。
藍晶石は、この特性から「二硬石(にこうせき)/
Disthene(ディスシーン)」とも呼ばれています。

「同質異像(どうしついぞう)」


さて、「藍晶石/Kyanite」の話題で欠かせ
ないのが「同質異像(どうしついぞう)」の
鉱物の存在です。

「同質異像(どうしついぞう)」とは、全く
同じ化学組成でありながら、複数の異なる
結晶形を取る現象の事で「多形(たけい)」と
も言います。

代表的な例ですと、「ダイアモンド」と
「石墨/せきぼく(鉛筆の芯)」が有名です。
宝石の輝ける王様のダイアモンドと、身近
な鉛筆の芯は、見た目は全く異なりますが
両者とも同じ化学組成の「炭素 C」のみに
よって構成されています。

同じ様に、「藍晶石/Kyanite」と同じ組成
の 「 Al₂SiO₅ アルミニウム珪酸塩 」で
出来ているのに「結晶形」が異なり、見
た目が異なる兄弟の様な鉱物が、

「紅柱石(こうちゅうせき)/
Andalusite(アンダリュサイト)」

「珪線石(けいせんせき)/
Sillimanite(シリマナイト)」
に成ります。

次回はこちらを中心にご紹介
したいと思います(´・ω・`)

「今回の締めくくりー(。・ω・。)ー」
いよいよ夏到来と言う事で、今年も
オーナーはお店の前の畑に、ナスや
ピーマン、トマトにきゅうり、スイカ
にバジルなどなど、様々な野菜を育て
はじめました。先日早速収穫したトマト
とピーマンを頂きました。
高画質の別窓での表示はこちら
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トマトは果実の様な甘みで、ピーマン
は嫌味のない存在感のあるお味で美味
でした(。・ω・。)

庭のお手入れにも精が出る今日この頃
例年に無く大量発生している毛虫に苦戦
していたオーナーですが、近所の野鳥の
支援により事なきを得た様子でした。
因みに、この野鳥の支援は、庭仕事中に
オーナーが助けたひな鳥によって倍の援
軍を得たとか何とか(´・ω・`)

夏はもう目前、今年の夏は何か新しい形
で、もとい新しいレンズで満喫したいと
思います(´・ω・`)


さてさて、ここからはお店からご予約に
付いてのお知らせです。

メルク*リリは、ご予約制の小さな鉱物
屋さんですが、予約のお電話受付の時間は

午前10:00〜午後08:00まで

と成っています。早朝7時頃からお電話
されるお客様にはご対応出来ませんので
ご予約される場合は、上記の時間以内で
のご連絡を重ねてお願い申し上げます。

加えまして、当日午前中のご予約は受付
出来ませんので、こちらも合わせてご留
意下さいます様、よろしくお願い申し上
げます。

それでは(。・ω・。)ノシ



今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリーホール著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 藍晶石
http://ja.wikipedia.org/wiki/藍晶石

□Wikipedia  多形
http://ja.wikipedia.org/wiki/多形



(。・ω・。)メルク*リリ新着速報(。・ω・。)

お世話になっております(´・ω・`)
Web担当荻久保です。メルク*リリ
新着商品速報をお知らせ致します( ゚∀゚)o彡°

速報も速報、入荷したてほやほやで
まだ値付けもしていない状態でのご
紹介です(´・ω・`)気に成ったものが
御座いましたらお気軽にお問い合わせ
下さい(。・ω・。)

「ジャカレー紫煙水晶(super7)」
ブラジル産  
別窓での表示はこちら
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「エレスチャル水晶(骸晶)」
ブラジル産  
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「レムリアンシード丸玉」
ブラジル産  
別窓での表示はこちら
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「ぶどう石(プレナイト)/磨き石」
オーストラリア産
別窓での表示はこちら
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「蛍石(フローライト)/磨き石」
中国産
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「磨き石」
「玉器(そう)水牛レプリカ」軟玉 中国産
「カエル」碧玉 オーストリア産
別窓での表示はこちら
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画像の種類以外にも

アズライト原石
サンストーン(タンブル)
フィッシュテイルセレナイト原石
セレスタイン原石
アメジスト(ポイント磨き)
ブラックトルマリン入り水晶(小・原石)
エメラルド(タンブル)
レムリアンシード原石
ブルーカルサイト(タンブル・大)
ラブラドライト(タンブル・大)
カイヤナイト原石
セプタークォーツ
ミルキークォーツ(ラフ)
ホワイトファントムクラスター
マダガスカル産
オレンジカルサイト(磨きポイント)
ピンクトルマリン原石
アパタイト磨き(ハート型・大)
スギライト(タンブル・小)
アメトリン(タンブル・小)
ラピスラズリ(磨き)
翡翠勾玉
などなど順次品出しして行きますので
どうぞお楽しみに( ゚∀゚)o彡°

でわでわ新着商品のお知らせでした(´・ω・`)


緑泥石(りょくでいせき)入り水晶のご紹介

いつもお世話になっております、web担当の
荻久保です(´・ω・`)
日中は梅雨を飛ばした様な暑い日が続いてお
りますが、皆様いかがお過ごしでしょうか(; ・`д・´)
気が付けば入道雲が空高くそびえ若葉色
だった山々は色濃い緑色と成っております。

さて今回ご紹介するのは、ネパールは
ガネッシュ・ヒマール産の
「緑泥石(りょくでいせき)入り水晶」
のご紹介です(`・ω・´)ゞ

「緑泥石(りょくでいせき)入り水晶」
ネパール ガネッシュ・ヒマール産  
個人蔵
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「緑泥石(りょくでいせき)入り水晶」
ネパール ガネッシュ・ヒマール産
個人蔵 
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キラキラと輝く柱面と、深い森の緑の様な
「内包物(ないほうぶつ)/Inclusion(インク
ルージョン)」の「緑泥石(りょくでいせき)/
Chlorite(クロライト)」が特徴的なネパール
はガネッシュ・ヒマール産 の水晶です。

ガネッシュ・ヒマールは、ネパールとチベッ
トの堺にある標高7,000メートル級の山郡で
ヒマラヤ山脈の下方部に位置し、標高世界
第8位の「マナスル(標高8,163メートル)」の
南東に位置します。

「ガネッシュ・ヒマール」は、ヒンドゥー教
の神様の一柱「ガネーシャ」が住まう山とい
う意味なのだそうです(´・ω・`)

「緑泥石(りょくでいせき)入り水晶」
ネパール ガネッシュ・ヒマール産
個人蔵 
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「緑泥石(りょくでいせき)入り水晶」
ネパール ガネッシュ・ヒマール産
 個人蔵 
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□鉱物情報□
ー 水晶  ー
・和名:石英(せきえい)
・洋名:Quartz(クォーツ)
・化学組成:SiO₂ 酸化鉱物 
・結晶系:六方晶系 
・条痕:無色または白色など
・モース硬度:7   ・比重:2.65
・劈開(へきかい):無し
・主な産地:
※水晶を目的として採掘している国
 アメリカ合衆国 アーカンソー州
 ブラジル ミナスジェライス州
    ※世界中で産出される。

「水晶」は、鉱物学名では、「石英(せき
えい)」と呼ばれます。その中で、美しい
結晶のものや無色透明の物を「水晶」と
呼びます。「水晶」の洋名は「Rock Cry
stal(ロック クリスタル)」と呼びます。
古くは「玻璃(はり)」と呼ばれ、仏教の
七宝の一つとして経典に記載されています。


ー緑泥石(りょくでいせき)ー
「緑泥石(りょくでいせき)」は、広い範囲
で分布している※1「粘土鉱物(ねんどこう
ぶつ)」の一種で10種類程あるグループを
総じて「緑泥石(りょくでいせき)/Chlorite
(クロライト)」と呼びます。結晶の形は
「雲母(うんも)」の様に六角板状のもの
や三角柱状の形に成ります。
※1粘土を構成する鉱物の総称
「緑泥石(りょくでいせき)」
ネパール ガネッシュ・ヒマール産
個人蔵 
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「緑泥石」の結晶の画像です。薄い板状の
キラキラした緑色の結晶が「緑泥石」に
成ります。

さて、この「緑泥石(りょくでいせき)/Chlorite
(クロライト)」ですが身近な所に潜んで居たり
します(´・ω・`)「メルク*リリ」の在るここ
上田市の古い建築物に使われている石材は
上田駅正面からも見る事の出来る「太郎山
(たろうやま)」から採石された「緑色凝灰岩
(りょくしょくぎょうかいがん)」が使用され
ておりこの「緑色凝灰岩」の中にも「緑泥石」
が含まれています(´・ω・`)

上田城址公園の上田城虎ノ門。
この石垣にも「太郎山」で採石された
「緑泥石」を含む「緑色凝灰岩」が
使用されています。
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上田城址公園の上田城虎ノ門。
大きな大きな「真田石」。こちらも
「緑色凝灰岩」が使用されています。
それにしても、こんな巨大な石をどう
やって運んだんでしょうか(; ・`д・´)
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「緑色凝灰岩」の涼やかな緑色がよく
見て取れる石垣です。
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この他にも、上田市近郊の古い神社仏閣
の石材はほとんど「太郎山」の「緑色凝
灰岩」が使用されています(´・ω・`)

閑話休題(´・ω・`)

さてさて、話がそれてしまいましたが
「ガネッシュ・ヒマール産 」の「緑泥石入り
水晶 」ですが、現在「メルク*リリ」のお店
でも絶賛お取り扱い中でございます(´・ω・`)
価格帯は1,800円〜4,600円程です。一つ一つが
とても個性の在るものばかりですので、是非
一度ご覧頂けたらと思います(´・ω・`)

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フライング気味のギンギンな暑い日が
続いておりますが、「メルク*リリ」
のご予約のお電話もありがたい事に
リンリンと鳴っております(´・ω・`)
ですので、どうぞ、ご予約は早めの時期に
頂けます様よろしくお願い致します。

それでは、また次回もどうぞお楽しみに。
(´・ω・`)でわでわ


今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□上田盆地1600万年をめぐる 甲田三男 著/信濃書籍印刷株式会社

□Wikipedia 石英
hhttp://ja.wikipedia.org/wiki/石英

□Wikipedia  緑泥石
http://ja.wikipedia.org/wiki/緑泥石

□Wikipedia Ganesh Himal
http://en.wikipedia.org/wiki/Ganesh_Himal



お知らせ(´・ω・`)

お世話様です(´・ω・`)Web担当荻久保です。
私、Web担当荻久保が制作しています
シルバーアクセサリーブランド「Hamamelis(ハマメリス)」
の新作ペンダントを、メル*クリリ様にて初回生産分限定15個
に付き、特別価格にて先行予約販売させて頂いております。

大変ご好評頂きまして残り4個と成りました。付きまして
オーナーから了解を頂きましたので、blogの方でもご紹介
させて頂きたいと思います(´・ω・`)ノシ

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□商品名:蝶蜻蛉(ちょうとんぼ)
□価格:19,980円(税込み)
※トップのみの価格です。次の生産分から、21,600円(税込み)と成ります。
□地金:Silver925(スターリングシルバー)
□貴石:ブルーダイア(処理) 0.02ct
□寸法:横幅 約43mm 縦幅38mm(バチカン含む)
    厚さ 約5mm
□重量:約8g
□制作ノート:美しい青色に、ふっくらとした羽が特徴的な「蝶蜻蛉(ちょう
とんぼ)」をモチーフにしたシルバーペンダントです。
「蝶蜻蛉」wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/チョウトンボ

高画質の別窓での表示はこちら 別角度の画像です。

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細めの小豆チェーン40cm〜45cm(アジャスター付き)バージョン
チェーン代3,240円(税込み)



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鹿革ひも(黒)1メートル、シルバーパーツ付きバージョン
革ひも代3,240円(税込み)


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ヘンプロープ1メートル、白檀ビーズ付きバージョン
ヘンプロープ代1,620円(税込み)


「蝶蜻蛉(ちょうとんぼ)ペンダント」の実物を
ご覧に成りたいお客様は、メルク*リリのお店
に展示してありますので、是非そちらをご覧下さい。

ではでは、Web担当荻久保からのお知らせでした(´・ω・`)ノシ


珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)

お世話様です(´・ω・`)。Web担当の荻久保です。
新緑がちらほら見えるゴールデンウィーク真っ只中
皆様いかがお過ごしでしょうか(´・ω・`)
さて、今回のブログは、銅の二次鉱物の中でも
比較的、宝飾品として使用される事の多い

「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)」

をご紹介です(`・ω・´)。

「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)」 
原石 マダガスカル産  
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上記の接写画像です。チョークの様なマットな質感です。
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□鉱物情報□
・和名: 珪孔雀石(けいくじゃくいし)・洋名 Chrysocolla(クリソコラ)
・化学組成:(Cu,Al)₂H₂Si₂O₅(OH)₄・nH₂O 含水銅珪酸塩
・結晶系:単斜晶系   ・条痕:白
・モース硬度:2  ・比重:2.20
・劈開(へきかい):なし
・主な産地:マダガスカル、チリ、ロシア、コンゴ 他
 ※特に銅鉱床のある地域に産出する。



先のブログでご紹介した、「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」
や「藍銅鉱(らんどうこう)/Azurite(アズライト)」と同じ銅を含む鉱床が
風化する事で生成される銅の二次鉱物です。

「孔雀石」や「藍銅鉱」は風化の行程で、酸素や水と反応して
出来る鉱物ですが、「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)」
は、風化の行程で、「珪素(けいそ)」や「アルミニウム」と結びついて
出来た鉱物に成ります。この行程により、「珪素と酸素」を中心に
構成する「珪酸塩鉱物(けいさんえんこうぶつ)」の部類に成ります。

「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)」
 原石 マダガスカル産  
珪素成分が多く含まれているタイプの原石です。
ガラスの様な質感が特徴的です。
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上記の接写画像です。ガラス質の質感が観察出来ます。
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・名前の由来・

和名の「珪孔雀石(けいくじゃくいし)」の由来は、「孔雀石」と同じ
銅の鉱物ですが成分が「珪酸塩(けいさんえん)」なので、この頭文字
を加えて「珪孔雀石」と言われています。

洋名の「Chrysocolla(クリソコラ)」は古代ギリシャ時代から使われて
いた名称でギリシャ語の「Chrysos/ 金」と「Kolla/ 繋ぐ 接着する」
から由来します。この「Chrysos Kolla」の表現は、紀元前の古代ギリ
シャの哲学者「テオプラトス」が最初に用いたと言われています。
他にも古代ローマの博物学者「ガイウス・プリニウス・セクンドゥス」
の「博物誌」に記されているほか、1556年にドイツの科学者「ゲオル
ギウス・アグリコラ」によって刊行された「デ・レ・メタリカ」にも
記されていますが、鉱物の「Chrysocolla(クリソコラ)」を限定してい
るのではなく、金を精錬する時に使用する物質を総じて「クリソコラ」
と呼んでいた様です。


・宝石としての「珪孔雀石/Chrysocolla」・


「珪孔雀石/Chrysocolla」は特有の模様が非常に美しく
海外では宝石としても人気のある鉱物です。
しかし、モース硬度は2と非常に柔らかく、日常生活で
使用するには不向きです。ですので装身具などに使用さ
れる場合は、樹脂を浸透させ、補強した後に加工されます。
天然の状態で石英が浸透し強度を十分有するものも産出し
こちらは「ジェムシリカ」と呼ばれジュエリーなどに
使用されています。

「ジェムシリカ」を使用したシルバーアクセサリーの画像です。
ルースの在庫が無いので、小生が以前製作したペンダントの画像
でご紹介します(・ω<)真ん中のペンダントに使用しているのが
「ジェムシリカ」タイプの「珪孔雀石/Chrysocolla」に成ります。
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「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)」 
磨石タイプ ナミビア産  
樹脂浸透処理後に研磨したものです。
美しい模様が引き立っています(・ω<)
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今回の締めくくり(´・ω・`)



「 クリソコラは地球色 (・8・) 」

いつだったかオーナーが言っていた言葉をカシャコンッと
原石を撮影しながら思い出して居ました。
見れば見るほど、確かに肥沃な緑生い茂る大地を空高くから
見た印象と同じ心持ちに成る色の「クリソコラ」。
銅を起因とするこの様々な色は、計り知れな多種多様な
グラデーションと成って見る者の目を楽しませてくれます。

今回いろいろ調べてみまして、金属にまつわる鉱物は
二千年以上昔から、その時代の最先端の人々によって
丹念に調べられ、学問として修められていた事を、ほ
んの少しですが知ることが出来ました。

手に収まる大きさの石ですが、この石の中の秘密を
取り出そうと、数えきれない人々が膨大な時間を費や
していたと考えて見ると非常に胸が熱くなります(´・ω・`)

鉱物はやっぱりとっても面白いです(・ω<)

さて、ここで お店からのお知らせです。
melc*lilli(メルクリリ)はご予約制の小さな鉱物屋さんです。
それぞれのお客様にきちんと対応させて頂く為に間で準備の時
間を設けさせて頂いております。ですので、ご予約の時間より
早めにご来店頂いても対応出来ない事が在りますので、ご来店
の際は、必ずご予約の時間を目処にあまりお急ぎに成らない様
お越し下さい。オーナーも人間ですので食事は必要です。
またご来店の際はご予約のお電話をよろしくお願い致します。

でわでわ(´・ω・`)


今回参考文献

□楽しい鉱物図鑑1 堀 秀道 著/草思社

□宝石の写真図鑑 キャリー・ホール 著/日本ヴォーグ社

□Wikipedia 珪孔雀石
http://ja.wikipedia.org/wiki/珪孔雀石

□Wikipedia  テオプラトス
http://ja.wikipedia.org/wiki/テオプラストス

□Wikipedia ガイウス・プリニウス・セクンドゥス
http://ja.wikipedia.org/wiki/ガイウス・プリニウス・セクンドゥス

□Wikipedia  ゲオルギウス・アグリコラ
http://en.wikipedia.org/wiki/Georgius_Agricola

□Wikipedia デ・レ・メタリカ
http://en.wikipedia.org/wiki/De_re_metallica


藍銅鉱(らんどうこう)・Azurite(アズライト)

いつもお世話になっております(´・ω・`)web担当の荻久保です。
今回は、前回の「孔雀石(くじゃくいし)・Malachite(マラカイト)」と
とても近い関係にある鉱物「藍銅鉱(らんどうこう)・Azurite(アズライト)」
のご紹介です。

□鉱物情報□
・和名: 藍銅鉱(らんどうこう) ・洋名 Azurite(アズライト)
・化学組成:Cu₃(OH)₂(CO₃)₂ 銅の水酸化炭酸塩
・結晶系:単斜晶系   ・条痕:青
・モース硬度:4  ・比重:3.8
・劈開(へきかい):一方向に完全
・主な産地:モロッコ、アメリカ(アリゾナ州)、オーストラリア など


「藍銅鉱(らんどうこう)/Azurite(アズライト)」は、「孔雀石(くじゃくいし)
 / Malachite(マラカイト)」と同じ銅の二次鉱物で、組成も非常に良く
似ています。ですのでこの「藍銅鉱/Azurite」と「孔雀石/Malachite」は
合わせて産出する事が多くあります。

藍銅鉱/Azurite 被膜結晶 モロッコ産
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接写画像に成ります。
青色の部分が「藍銅鉱/Azurite」、緑色の部分が「孔雀石/Malachite」に成ります。
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和名の「藍銅鉱(らんどうこう)」はそのものズバリ命名された名前です。
洋名の「Azurite(アズライト)」は、ペルシア語の「藍色」を由来とする
そうです。
また、「藍銅鉱/Azurite」と「孔雀石/Malachite」が混在している原石を
研磨加工したものは「アズロマラカイト」という名前で流通しています。

「藍銅鉱/Azurite」 アメリカ アリゾナ州産
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「藍銅鉱/Azurite」結晶 接写 アメリカ アリゾナ州産 
緑色の部分は「孔雀石/Malachite」に成ります。
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ペンライトで照らしてみました(・ω<) 
透明感のある結晶がキラキラ輝いて居ます。
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「藍銅鉱/Azurite」も「孔雀石/Malachite」と同様で、古くから顔料
として使用されていました。有名な所では、中国は敦煌市にある世界
遺産の仏教遺跡「敦煌石窟(とんこうせっくつ)」で発見された、壁一面
の仏教画に「藍銅鉱/Azurite」を原料とした顔料の「群青(ぐんじょう)」
が使われていた事が分かっています。

日本画でも「岩群青(いわぐんじょう)」の原料として、古くから活用されて
います。いろいろ調べてみて分かったのですが、「岩群青」や「岩緑青」は
経年変化によって、だんだん色が黒ずんでしまうそうです。普段の状態では
安定しているそうなのですが、熱や皮脂などで酸化が進み黒ずんでしまう
そうです。お寺や神社に古くからある様な暗い印象の絵は、実は描かれた
当時は非常に鮮やかな極彩色だった事があるみたいですね(´・ω・`)


今回の締めくくり(´・ω・`)
ここ信州上田もだんだん暖い陽気が続く様になりまして
上田城址公園の梅も咲き始めて参りました。
小生web担当荻久保はここぞとばかり、老兵一眼に
マクロレンズ装着でバシャバシャ撮りまくって参りました(・ω<)

オーナーは、品出しと営業の合間に、お庭のお手入れや
お店のペンキ塗りなどなど、元気に飛び回っております。
春はもう直ぐそこまで来ている感じですね(・ω<)
「メルク*リリ」は今日も元気に営業しておりますので
どうぞ、お店の方へもお出かけ下さい。その際はご予約の
お電話をよろしくお願い致します。

次回のブログは銅の二次鉱物のエレガンス担当?
「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Chrysocolla(クリソコラ)」
をご紹介したいと思います(´・ω・`)でわでわ。

今回の参考文献
□楽しい鉱物図鑑・堀 秀道 著/草思社
□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会
□宝石の写真図鑑・キャリー・ホール著/日本ヴォーグ社
□Wikipedia/藍銅鉱 http://ja.wikipedia.org/wiki/藍銅鉱
□Wikipedia/莫高窟 http://ja.wikipedia.org/wiki/莫高窟
□Wikipedia/青 http://ja.wikipedia.org/wiki/青
□障壁画彩色層の変質について・江本義理 著
http://www.tobunken.go.jp/~ccr/pdf/12/pdf/01210.pdf

孔雀石

毎度更新が遅くなってしまいすみません(´・ω・`)お世話様ですweb担当の荻久保です。

今回は、「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」のご紹介でございます(・ω<)

□鉱物情報□
・和名: 孔雀石(くじゃくいし)・洋名 Malachite(マラカイト)
・化学組成:Cu₂(OH)₂(CO₃) 含水酸基炭酸銅
・結晶系:単斜晶系   ・条痕:緑
・モース硬度:3.5~4.5  ・比重:4.07~4.10
・劈開(へきかい):完全
・産地:コンゴ民主共和国、ナミビア、アメリカ(アリゾナ州 ユタ州)
メキシコ、ザンビア、オーストラリア、ロシア


「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」は、銅製品が水や熱によって
酸化する事で生成される「錆(さび)」の「緑青(ろくしょう)」に似た成分の
鉱物です。「緑青」は、身近な所では古い十円玉に見られたりします。
この銅の錆「緑青」の出来る工程が、地中にある銅鉱床などに大規模に起こって
出来るのが「孔雀石/Malachite」に成ります。

ちなみに、成因となる元々の鉱物があり、そこから外部の影響を受けて出来る鉱物の
事を「二次鉱物(にじこうぶつ)」と言います。ですので「孔雀石/Malachite」は
「銅の二次鉱物」に成ります。

和名「孔雀石(くじゃくいし)」の由来は、トップの写真の様に、断面によって
「孔雀の羽根」の模様に見えるところから付けられたそうです。
洋名の「Mlacite/マラカイト」は、その緑色がアオイ科の植物「銭葵(ぜにあおい)
Mallow(マロウ)」の葉の色に似ているところから付けられたそうです。

「孔雀石」は古くから活用されていた鉱物で、古代エジプトでは、アイシャドー
などの化粧品として使用されていました。また、顔料として1800年頃まで
ヨーロッパ絵画で使用されていました。
日本でも古くから岩絵の具の「岩緑青(いわろくしょう)」の材料として使用され
ています。当時の面影を残す歌が、万葉集にも残されています。

原文
青丹吉 寧楽乃京師者 咲花乃 薫如 今盛有

読み
あおによし 奈良の都は咲く花の にほふが如く 今盛りなり

万葉集 巻三 大宰少貳 小野老 朝臣 歌 一首

この万葉集の「小野老(おののおゆ)」の歌の最初に出てくる「あおによし」の
「青丹(あおに)」は「孔雀石」を指すと言われる説があります。


□いろいろなカタチの孔雀石□
さて、「孔雀石(くじゃくいし)」といえば「孔雀の羽根」の様なマーブル模様が
代表的ですが実は他にも様々な結晶の形で産出します。
いくつか代表的なものをご紹介しましょう(´・ω・`)

こちらはトップの画像の「孔雀石」の横からの画像に成ります。一番一般的な結晶の
タイプで「仏頭状結晶」と言う形のものに成ります。仏さまの髪型の様なボコボコ
した形だから仏頭状、、、覚えやすい(・ω<)


こちらは結晶が集合体となっている状態の物に成ります。
大きさはどれも1mm以下位でしょうか?ギラギラとした輝きが特徴的です(´・ω・`)


こちらは、針の様に細い結晶が集まっている「針状結晶」の「孔雀石」に成ります。
光に当てながら観察すると、ビロードの様な表情と成ります(*´ω`*)
指で軽く弾くと「カンッ」と乾いた金属音がします。
この針状結晶は、ものによって羽毛のような形になっているものも在ります。


様々な結晶の形によって多彩な表情を見せてくれる「孔雀石」。そういった切り口で
コレクションしてみても面白いかも知れません(´・ω・`)

「孔雀石(くじゃくいし)/Malachite(マラカイト)」が産出する銅の二次鉱床は
他にも「藍銅鉱(らんどうこう)/Azurite(アズライト)」や
「珪孔雀石(けいくじゃくいし)/Azurmalachite(アズロマラカイト)」
等が産出します。これらは成分も良く似ており「孔雀石」と同じように
古くから顔料や装身具に活用されて来ました。次回はこちらをご紹介出来たらと
思います。(・ω<)

今回の締めくくり(´・ω・`)
今月はとにかく雪との格闘の月でございました。
「爆ぜろリア充」のバレンタイン直後、降り続いた雪、、雪、、雪
腰まで埋もれようかと言う雪を、とにかく雪かきした日々でした( ゚д゚)
オーナーも同じく、埋もれた車を掘り出し、お店の周りの雪を掘削し
ご近所さんとタッグを組んで道を切り開いた日々でした(´・ω・`)

あれから約二週間、本日はとても暖かい陽気となって大分残った雪の山が
溶けて、いつもの日常の風景に戻りつつ有ります。
メルク*リリのお店の方は、最近原石が人気と成っております。
オーナーもどんどん品出しに精を出しておりますのでどうぞお出かけ下さい
そしてお出かけの際は、ご予約のお電話をよろしくお願い致します。
(´・ω・`)でわでわ




今回の参考文献
□楽しい鉱物図鑑・堀 秀道 著/草思社
□新訂 宝石・近山 晶 著/全国宝石学協会
□コインから知る 金属の話・岡田 勝蔵 著/アグネ研究センター
□Wikipedia/孔雀石 http://ja.wikipedia.org/wiki/孔雀石